第90回全国高等学校野球選手権記念大会(春の甲子園)で優勝候補筆頭として注目を浴びた「大阪桐蔭」のシートノックを紹介します。
大阪桐蔭といえば、何人もプロ野球選手を輩出し、名門中の名門高校ですね。そんな高校のシートノックですから、オリジナリティーがあり色んなことをやっているのかな、と思ってましたが、実際に動画を見ると、普通のシートノックです。
やっているシートノックは普通ですが、一つ一つのプレーは確実で正確性が高く、とにかく質が高いです。そして流れるようなノックでリズムも良く、スピード感もかなりあるシートノックになってます。
質、スピードともに超高校級
と言っても過言ではないと思います。このシートノックを見るだけで相手チームは威圧感を感じるでしょう。
シートノックの目的は色々あると思います。グラウンド状態を確認する、慣れる、など目的はチームによって様々ですが、筆者的には「いつも(練習)の精神状態にする」ことが大事な目的だと思ってます。
シートノックの前はベンチ内に緊張感が漂ってます。特に大きい大会やトーナメントで勝ち進んでいくと緊張感は大きくなります。こんな精神状態の時に、グラウンドがどうなのかなどは、あまり機能しないと思います。それよりも「練習と同じ」という状態へ持って行くことがまずは大事かと思います。
大阪桐蔭のシートノックも、試合前のシートノックだからと言って特別なことはやらずに、いつもの声出し、いつものノック、いつものスピード感、いつものリズム、で行うシートノックでいつもの精神状態に持って行くのでは無いかと思います。
シートノックの意味を今一度考えても良いかもしれませんね。