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打撃練習 荻野貴司 極端にバットを短く持って大振りすることなくコンパクトを意識する

打撃練習 荻野貴司 極端にバットを短く持って大振りすることなくコンパクトを意識する

今回紹介する動画は千葉ロッテマリーンズの荻野貴司選手のバッティングシーンになります。荻野選手と言えば足ですね。筆者も初めて荻野選手を見た時は「こんなに足の速い選手って過去いたのか!?」と思うほど驚いたこと覚えています。しかし、実際は50メートル走は速いがずば抜けて速いわけではないそうで、ずば抜けて速いのは最初の20メートルらしいです。とにかくトップスピードに乗るまでは速いことが荻野選手の特長とも言えます。

足に注目が行きがちですが、今回はバッティングに注目です。

ご存知でしたでしょうか。2018年のシーズンから荻野選手は極端にバットを短く持っています。きっとプロ野球界で最もバットを短く持って打席に立っている選手だと思います。

ルーキーイヤーからの3年間、バッティングの指導を受けていた金森栄治打撃コーチの復帰は打撃好調の追い風となった。軸回転を重視するその打撃理論は、「バットを短く持って、大振りすることなくコンパクトに、しっかり下半身を使って打つ」という荻野貴の打撃スタイルにピタリとはまるものだ。

引用元:進化ではない。これがロッテ・荻野貴司の真価

上記の記事に記載してある通り「コンパクト」への意識が強いので、新しいバッティングフォームを見ると構えの時点ではかなり小さい構えになっています。しかしスイング自体は身体全体のパワーをボールにぶつけたイメージになり、構えからすると随分ダイナミックな感じにも思えます。

感覚的ではありますが、下半身に8割、上半身に2割ほどのパワーバランスでスイングしているように見え、下半身のバネを活かして、下半身の勢いをボールにぶつけている感じに思えます。

かなりコンパクトなスイングに見えますが、このスイングでホームランも打っているので、パンチ力は相当なものだと思います。短くバットを持っていることを感じさせないほどの打球の強さです。

2018年シーズンこれまで(2018/6/27現在)の荻野選手の成績は、打率.307、安打数84本とキャリアハイが狙えそうな高成績です。今までの固定概念を覆し、自分の強みを活かしたスイングにチャレンジした結果が報われそうですね。素晴らしい真価だと思います。

では動画をご覧ください。

動画引用元:2018/04/06 千葉ロッテマリーンズ 荻野 貴司

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