今回ご紹介する動画は、「プレートの使い方」についてです。
「約61cm」これはプレートの長さです。
一見小さな幅ですが、この幅を上手く使うことで、野球の幅が大きく広がります。
特に今までプレートについて深く考えずに、一定の位置で投げてきた方に是非取り入れていただきたいです。
まず、プレートを踏む位置は大きく分けて6ヶ所あります。
プレートに足を半分乗せる、もしくは乗せないか。
更にプレートの一塁側、真ん中、三塁側 の合計6パターンです。
この6ヶ所をそれぞれどのようなときに踏むべきか、これからご紹介します。
プレートに足を半分乗せる場合
【メリット】
足を蹴るところがある為、ボールに勢いが乗りやすい
【デメリット】
軸足の接地面が平らでない為、バランスが取りにくい
プレートに足を乗せない場合
【メリット】
足を上げた際にバランスが取りやすく、安定する
【デメリット】
足を蹴る場所がない為、ボールに勢いが乗りにくい
プレートに足を乗せるか否かは、投げやすい方法を選ぶことがおすすめです。
日々の練習の中で、試すことをおすすめします。
新たな発見があるかもしれませんね。
次に、プレート幅内で足の位置をズラすことで得られる効果についてです。
三塁側に足を置くとき(左投手は一塁側)
ストレートに角度がつく
スライダーをより曲がっていると思わせることができる
一塁側に足を置くとき(左投手は三塁側)
インステップの人は体の回転が良くなりやすい
シュート系の変化球に角度がつきやすく生きてくる
このように、プレートの使い方は、自分の持ち球や変化球の曲がり具合、投げやすさなど様々な条件から臨機応変に変えていくことが重要です。
筆者の個人的な意見として、同じ球種でもプレートを踏む位置を変えることで、3つの角度のボールを投げ分けられるので、打者も狙い球の見極めが難しく、苦手意識を持たせることができるのではないかと思いました。
プレートの小さな幅を上手く活かすことで、投球の幅も広がると思うので、是非取り入れてみてください。
それでは動画をご覧ください。