今回ご紹介する動画は、「前田健太投手がプロになる為に実践した投球フォーム改善」についてです。
緊急事態宣言が出された後、外出自粛期間に合わせて、自宅でできるトレーニング等を動画で投稿するプロ野球選手が増えました。ニュースでも取り上げられるほど注目されている選手の動画もありますよね。そこで、これからはプロ野球選手が実践しているメニュー等を中心に紹介したいと思います。
今回は前田健太投手が高校時代に実践した投球フォーム改善についてご紹介します。前田健太選手といえば、広島東洋カープで絶対的エースとして活躍し、現在はMLBのミネソタ・ツインズで活躍しており、”マエケン体操”でお馴染みですね。そんな前田選手の練習方法についてみていきましょう。
まずはメジャーでの前田健太投手の投球フォームをご覧ください。
動画引用元:[LAドジャース]前田健太投手 投球練習 2017/09/04
次に、前田健太投手が解説する、投球フォームのチェック項目3つをご紹介します。
前田健太投手 フォーム改善チェック
- 左手の位置が高すぎないか
左手の位置が高過ぎると、マウンドの傾斜を利用して力を下に向けたいのに、力が分散してしまいます。
→「肩と平行・少し高い・少し低い」 のどれかで収めるようにしてみてください。 - 右膝を折りすぎていないか
昔の教えで、「右膝を地面に着くくらい足を開き低く投げろ」というものがあるが、これはおすすめできません。
理由としては、右膝を折ってしまうと、地面を蹴って生まれる力が発生しにくく、上半身にも力が伝わらないからです。
→右膝はほとんど折らないか、折っても軽く曲げる程度がベストです。 - 歩幅が自分に合ったものか(広すぎないか)
前田健太投手は足のサイズが26.5cmで6歩半。
歩幅が広すぎると、地面と反発して生まれる力が伝わりにくく、左膝も固定しにくい状態になってしまいます。
歩幅が広い→膝が揺れてしまい安定しない
歩幅が狭い→膝が固定できる
左膝は体の回旋によって上から来る力を止めなくてはならない
→歩幅が広すぎる人は、歩幅を狭くして上半身の力を目一杯使うと良いでしょう。
→コントロールが安定し、球速を上げることが期待できます。
以上が前田健太投手が高校時代に実践した、フォーム改善のチェック項目3つです。自分の歩幅を測ることを習慣化するなど、まずは自分の投球フォームの特徴を誰よりも把握することが大切だと思いました。その上で、上記した3つができているかチェックしてみてください。
それでは動画をご覧ください。