スピード強化。練習の中で行われるトレーニング内容だと思いますが、正直、なかなかスピード強化のみの練習を実施するのは難しいところだと思います。走塁(盗塁)でも、守備でも、どの場面でも野球には必ず「スピード」が求められます。その0コンマ何秒の世界で、ワンプレーの結果が変わり、時に勝敗を左右することもあるわけです。ダッシュや守備練習によるスピード強化。そこに「脳トレ」も加えてみては、いかがでしょうか。
脳トレといっても計算やルール学習の話ではありません。
目で見て、脳が判断し、身体を動かす。この反射神経の強化です。
毎日鍛えることも重要ですが、練習でも試合でも最高のパフォーマンスを発揮するためのウォーミングアップに必ず取り入れるべきと私は思います。睡眠で休んでいた脳を刺激する運動です。走塁・盗塁の1歩目のスタート、守備の打球反応、1歩目のスタートが確実に変わります。この0コンマ何秒が勝利につながることも有り得る話です。
動画では(トレーニング例:1 基礎身体反応能力の強化で紹介)トレーニングマシーンの動き(点滅箇所)に合わせて、体を動かすトレーニングが紹介されています。このマシーンが無くても、コーチが腕や手を「上・下・左・右」に動かし、その動きに合わせて選手は素早く反応する。という形で、同じトレーニングはできると思います。動画では、上半身を中心に動かしていますが、
「右」・・・右へ1歩スタート
「左」・・・左へ1歩スタート
「上」・・・ジャンプ
「下」・・・かがむ
など下半身を反応させることも、準備運動としては大切です。
目で見たものを、脳で判断して身体を動かす、この一連のアクションは、もちろん少しでも速い方が有利に働きます。楽しく、そして身になるトレーニングなので、少しずつ慣れて反応が良くなってくると思います。この目でも見たことに対しての反応。毎朝練習前や試合前のウォーミングアップの中に取り入れてみては如何でしょうか。
詳しくは動画を参考にやってみてください。
動画引用元:ザ・リアクション 反射神経トレーニングマシーン