スイング軌道の基本とボールのスピン
クラブヘッドの動きは、体の捻転と同じように背中側へテークバックで移動し、インパクト後には、再び背中側へと飛球線から遠ざかります。
しかし、スイングも効率の良い型はあっても千差万別、やりやすいように振ってよいと思います。
インサイドインが理想ですが、アウトサイドから降りてインサイドへ引くと、飛球線に対し斜め左方向へヘッドが走ります。通常よりもややフェースを開いて(右向きに)構えて、このスイングをすると右回転のスピンがかかる「カット打ち」軌道となり、ボールはスライスします。逆に、インサイドからアウトへ抜くと、フック回転になります。
歯車効果
しかし、フェース面通りの球が出るとは限らない場合があります。
特に、ドライバー等重心位置が、ボールから離れているクラブの場合、芯でない位置でヒットすると、ボールがフェースを押し返し、大きな曲がるエネルギーを生みます。
ややこしいのですが、ボールはフェースを押し返しボールの回転と反対の動きをヘッドに与えます。二組の歯車の一方が右回転するともう一方の歯車は逆転するように、ボールはフェースの上で歯車のように回転を与えられています。これをギア効果といいます。
このギア効果でフェースが右向きの場合は、左の、左向きの場合は右の回転がかかり、向いたフェースの向きとは逆の球が出ます。
球筋は、フェースの向きの方向、フェースが開けば右に打ち出し、左へ曲がり、逆の場合、ヒールの場合、左から右へ曲がる球になります。
ご自身の球筋が真っすぐ、左右にぶれるのであれば、スタンスや腰、肩のラインをチェックしますが、途中から左右に曲がる場合、アイアンは曲がりが少ないが、ドライバーは曲がる場合、もし右から左、左から右の場合は、芯でヒットできているか確認が必要です。
動画引用元:第13話 ギア効果【おしえてマークさん】
飛ばしのヒントは、縄跳び?高速道路?にある!?体の使い方が分かれば、まだまだ飛ばせる。今まで使い方が間違っていただけ。アジアレコード405ヤードを飛ばすドラコンプロ 物理と独自の運動理論で飛ばす弥永プロの飛ばしのメソッド