第99回全国高校野球選手権大会は花咲徳栄(埼玉)が広陵(広島)を14-4で圧倒して優勝しました。埼玉県勢として夏の甲子園優勝は初めてらしく、深紅の優勝旗を初めて埼玉へ持ち帰ることになります。
花咲徳栄の今甲子園での打力は圧倒的で、全6試合61得点、1試合平均10得点以上と、破壊力抜群の打線で優勝を勝ち取りました。この打線の源となっている練習が、花咲徳栄名物トレーニングと言われている「砂場トレーニング」です。この砂場トレーニングによって、強固な体幹と下半身を作り出しているようです。
徳栄名物「砂場トレーニング」
「今では徳栄名物になっていますね」と塚原トレーナーが語るのが、砂場を使った強化トレーニングだ。内陸の埼玉県加須市に学校があるため、トラック2台分の砂をグランドに運び込んでトレーニング用の砂場を作っている。この日行っていたメニューは全て二人一組で行うもので全5種類。
上記のように記事にもなっているほどの名物トレーニングです。トレーニング用に砂場を作ったのは本当に驚かされます。この記事にて、より詳しいトレーニング内容が記載され、非常に良記事なので是非ご覧いただければと思います。
ひとつめが「アトム」と呼ばれるトレーニング。背筋とハムストリング(太ももの裏)を鍛えるトレーニングです。
動画引用元:花咲徳栄名物「砂場トレーニング」(1)
2つめが「手押し車」。補助する側はつま先を持って行う、普通の手押し車とは違う少し変わったトレーニングです。
動画引用元:花咲徳栄名物「砂場トレーニング」(2)
3つめが「相手を担いで歩く」トレーニング。できるだけ歩幅を長くすることで股関節を特に強化できるトレーニングです。
動画引用元:花咲徳栄名物「砂場トレーニング」(3)
4つめが「カエル」と呼ばれるトレーニング。カエルのように飛び跳ねながら前に進むことで股関節と腹筋を強化するトレーニングです。
動画引用元:花咲徳栄名物「砂場トレーニング」(4)
以上になります。筆者も見よう見まねで実際にやってみましたが、もちろん下半身にかなり効くことは間違いないですが、どちらかというと体幹、特に背筋あたりの筋肉を多く使った感じがしました。正しい姿勢を意識して行うことでかなり背筋に効きました。花咲徳栄の強打の源は、砂場トレーニングで鍛えられた体幹にあるかもしれないです。
ぜひ夏を制した高校の練習を参考に実践してみてください。