福岡ソフトバンクホークスの今宮健太選手といえば、華麗な守備はもちろんですが、確実で正確無比なバント(犠打)も素晴らしい技術を持っています。
最年少で200犠打を到達し、2017年シーズンまでで270犠打を積み上げています。このまま行けば、世界記録である533本も夢じゃないように思えます。
今回紹介する動画は、今宮選手がバントしている様子です。見て頂ければ分かる通り、打球をしっかりと殺し、絶妙なラインでバントしていることが分かります。まさにバント職人の技ですね。
動画の後半にスローモーションがありますので、しっかりと見ていただきたいのですが、最初に気になるのは構えに入った時の「目の位置」です。バントの構えに入る前に、ほぼ必ず「ピッチャーとバットの延長上に目がある」状態を作ります。ボールをしっかり見るため、頭の位置を低くするため、正確な意図は分かりませんが、やって損は無いマネの一つだと感じました。
もう一つが「バットを少しずつ引きながらバントする」ことです。要は、勢いを殺した打球にするためには、バットの反発を減らし、少しでも吸収するようなバントをやるのがベストです。そのためにバットを少しずつ引きますが、これが意外に難しいです。引き過ぎるとフライになる可能性が高いからです。少しずつ引いて、いなすような感覚が身に付くと、ワンランク上のバントが出来るのではないでしょうか。
では動画をご覧ください。