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打撃練習  縦振り 正しい体重移動を 3つのスイング練習

打撃練習  縦振り 正しい体重移動を 3つのスイング練習

体重移動とバットの軌道で打球をとらえたいという方へのお勧めの練習方法です。

今回も縦振り式野球ドリルの中から打撃編。「3つのスイング練習」をご紹介いたします。以前ご紹介しました「3種のスイング体操」から実際にボールをとらえる練習に移ります。縦振り先生の考えは、ただ早くバットを振るという考えではありません。

「体の開きや無駄な力みを無くす事で、正しい体重移動とバットの軌道で打球をとらえる」
腕の力任せにバットを振って打球を飛ばすというのではなく、体重移動でバットをしなやかに振りきり、バットに伝わった力で打球を飛ばす。というイメージが伝わりやすいでしょうか。そのしなやかさの基本となる3つのスイング練習をご紹介いたします。

1. ゴルフスイング

まずは、バットの重さを利用して低めのスイング軌道から作っていきます。どこまで言っても体重移動と無駄な力みによる体の開きが無いよう心掛けましょう。

■体勢
・ボールは前脚より投手方向、少し前寄りにセット
・バットは一番長く持って、力まずに指先で握るようにする

■動き出し
・脚の動き出しは後脚を投手方向へ柔らかく蹴り出すようにする
・手の動き出しはバットを一度寝かせてから、テイクバックをとる

■トップ
・トップでは腕の力を抜いて、グリップは後ろ腰横の低い位置に置く
・バットヘッドは頭から離れないように『敬礼』する側頭部に持ってくる
・前足が後ろ足を越えるようにして振り込むようにする
・後ろ肩よりも前肩を下げて、オデコでボールを見るようにする

■スイング
・振り出しは力まずに下から出すようにして、前を大きく取れるようにする
・実際のバッティングと同様に片足をあげてから体重移動して打ちにいく

■打球
・打球は球足が速くて、まっすぐとセンター方向へ飛ぶのがのぞましい
・ひっかけた引っ張り方向の打球はOKだが、こすったスライス方向の打球は避けたい

動画引用元:B2 ゴルフスイング

2. 片足バランススイング

ゴルフスイングでつくった深いトップを投球に対しても取れるようにしていきます。片足でバランスをしっかりと取り、より体重移動を意識しながら、投球に対してゴルフスイング同様スイングに入ります。

■投球
・近距離で山なりのボールを投げます。

■バランス
・バランスをとるときには前足が後ろ足を越えるようにする
・片足でバランスをとります
・小さく上下に弾むようにしてバランスを取りやすくする

■スイングはゴルフスイング同様
■打球
・右打者はレフト定位置の高い弾道のフライ、左打者はライトへの同様のフライが理想
・飛距離や打球の速さではなく、打球角度や滞空時間をイメージしながらスイングする
・ひっかけた引っ張り方向の打球はOKだが、こすったスライス方向の打球は避けたい

動画引用元:B3 片足バランススイング

3. 振り子スイング

今度は、動きの中で深いトップをとれるようにして、タイミングを合わせていきます。脚の動き出しは、ゴルフスイングの際と同様に、前脚を投手方向へ柔らかく蹴り出すようにします。バランス、体重移動に加え、投じられたボールにしっかりとタイミングをあわせていきます。

動画引用元:B4 振り子スイング

この3つのスイング練習は、いち動作いち動作をしっかり体に感じながら練習することをお勧めします。体重移動や体の開きや無駄な力み。自身の体の使い方によって、バットの軌道は変わっていきます。とらえた打球も変わっていきます。動作を確認しながら「スイングを作っていく」。その為にもこの3つのスイング練習を試してみてはいかがでしょうか。
いろいろな角度から野球を見つめ、いろいろな練習を試してみる・・・「というのも考え方のひとつ」である。

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