本記事では横浜DeNAベイスターズ所属、宮﨑敏郎選手のバッティングフォームをご紹介しています。宮﨑選手は、2023年5月11日時点で12球団トップの打率.429と開幕から絶好調です。2017年以来となる自身2度目の首位打者獲得に向けて期待が高まっている方も多いのではないでしょうか。
特徴的なバッティングフォームは小学生から変わっておらず、宮﨑選手自身は「体は小さかったが、人よりも遠くに飛ばしたいという思いが原点」とインタビューで答えていました。
宮﨑選手の最大の特徴は抜群のバットコントロールです。ここからは宮﨑選手のレベルの高い打撃のポイントや「ゆったりゆっくり打法」について詳しく解説します。はじめに、打撃フォームをご覧ください。
宮﨑敏郎 バッティングフォーム(スローあり)【横浜DeNAベイスターズ】
大事なポイントは左足の使い方
宮﨑選手自身も述べていますが、下半身の使い方を意識しており、中でも左足の使い方をより意識しているとのことです。順を追って下半身の使い方を見ていきましょう。
1.構えを作るときは両足のつま先に力を入れて、しっかり地面をつかむイメージで立つ
※右足にも左足にも力は入れるが、重心の意識は右に8、左に2程度
2.左足を上げる局面では、軸足の右足よりも左足の方に力を入れる意識
3.左足を地面に付けてからインパクトの瞬間までは左足の親指を意識
※前方向への力を逃さないようにしっかり受け止めるイメージ
バッティングでは軸足に力を入れる選手が多い中、宮﨑選手は軸足ではなく前足に力を入れているそうです。上半身の使い方で大切にしているポイントも紹介します。
バットの重みを使う
バットの重みを使うために、構えからテイクバックまで腕には力が入っていません。バットの握り方も左右とも第2関節までで包むように握っています。グリップエンドから0.5ミリくらい空けて短く持ち、操作性も意識しているとのこと。少し短く持つことで、左肘が抜けて手首を返さずに打てるそうです。
宮﨑選手の力を抜いた特徴のある打撃フォームは、「ゆったりゆっくり打法」と言われています。そんな宮﨑選手のバッティングフォームはこちらで詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。また、バッティングの練習時は以下の書籍の内容と練習用ネットも取り入れてみるのもおすすめです。