サッカーでラインアウトしたボールを両手で頭の上からスローイングしてプレーを再開するように、ラグビーもスローイングがあります。
ボールの形がサッカーと異なるため、回転をかけて正確な場所に投げるにはコツが必要です。今回は、ラインアウトスローイングのコツについて、最後の動画を参考に詳しく解説していきます。
スクリューパスと同じくジャイロ回転を
楕円形のボールの軌道を安定させるために、ボールの中心軸で回転をかけながら投げます。ラグビーボールを、まるでピストルの球のように回転させる事で「ジャイロ効果」が発生し、軸を保ったまま安定した軌道を描きます。これは、スクリューパスも一緒です。
縫い目に右手をかけ、スタンスは肩幅
ボールに安定した回転をかけるために、右手をボールの縫い目におきましょう。ボールの先端は相手方向に向け、人差し指、中指、薬指の3本を開きながらセットします。その指の位置は薬指がボールの半分くらいの位置を目安とします。左手はボールを握ったりせず、添えるだけにします。投げる方向に対して、右手が手前、左手がボールの奥側を持つようにします。
スローイングのスタンスは、肩幅を基本として揃えます。軸が安定する事が一番なので、ボールの重さに身体が振られてしまう人は、足を前後にセットする方法でも良いでしょう。
ボールが曲がらないために
ラインアウトのスローイングは、距離とタイミングを合わせないと相手に取られてしまいます。そのため、途中で失速したり曲がるボールをを投げないために「頭の上を両手がまっすぐ通っているか?」の動きの確認をしましょう。
自分では癖がわかりづらいため、動画で撮ったものを確認したり、シャドースイングもやってみる事をおすすめします。
日本の選手と海外の選手でも構え方や持ち方が異なります。いくつか試して自分にあった方法を探ってみましょう。
それでは動画をご覧ください。