アタッカー(以下AT)が走る姿を目で追っている観客の動きがピタッと止まる瞬間があります。それが、タックラーがATを一瞬で止める「刺さる」タックルをした時。一気に会場に歓声が沸きます。
良いタックルには、相手を止めるだけでなく大きく流れを変える力があります。今回はもう一つ上の「強い」タックルをするための練習方法を、最後の動画を元に詳しく解説していきます。
まずは重心を外さないタックル
ラグビーボールを蹴る際も、ボールの中心を外してしまうとプロペラのように回転したボールになってしまいます。タックルの考え方も基本的には同じで、相手の中心(重心)を止めるように懐に入ります。そうする事で、ATを何か壁にぶつかったかのようにピタッと動きを止める事が出来ます。
ATの中心を外したタックルになると、コマのように中心軸を元に回転するモーメントが働き、するりと逃げられてしまうタックルになります。
中心を掴む「人かつぎ」タックル
まずはATの重心をしっかり捉える練習として「人かつぎ」タックルがあります。
まっすぐ走ってきたATがタックラーの前でジャンプし、それにタイミングを合わせてヒット・バインド・ドライブを行う方法です。
ジャンプする事で、1回のタックルの負担を軽減し反復練習がしやすくなります。また、ATが踏ん張れない状況を作る事で、ATが回転してしまうかを見て、重心を捉えたタックルかの判別がつきやすくなります。
上手に出来たタックルの場合、ATが直立した姿勢のままドライブする事が出来ます。
負けない身体作りも必須
実際の試合で使うためには、全力で走ってきたATを受け止めるだけの身体が必要です。相撲の勝負でも、120kgと80kgが真っ向勝負で立ち合いした所で、軽い方が飛ばされるのは目に見えています。
身体が軽いなりの戦い方はありますが、まず強いタックルをするためには、相手の「速さ×重さ」を受け止める身体作りが基本となる事を忘れないでください。
誰もが憧れる強いタックルで、チームメイトも観客も釘付けにしましょう!
それでは動画をご覧ください。