2023年W杯ラグビー日本代表に選出されたFWは、平均身長187cm、体重111kg。笑わない男として一躍有名になった稲垣選手は体重116kgと平均体重を上回る身体の大きさです。

エディジャパンの時も話題になりましたが、一日5回、6回と激しい練習がある中で、どうやって体重を維持もしくは増量していくのか。アスリートの身体作りについて、後半に添付した稲垣選手のインタビューをもとに解説していきます。

トレーニングより栄養が7割

「栄養摂取と運動、休息、この3つの中の優先順位は？」と言う質問に対して栄養摂取が7割を占めると答えています。

身体を大きくしたいが体脂肪をつけたくない稲垣選手。どのタイミングで何を食べるのかをまず考えています。小さい頃は栄養の知識がなかったので、色々なものを食べていて、その中で、自分に合うもの、そうでないものを分けるようになったとの事です。

朝ごはんはオートミール 牛肉は食べない

1日の栄養摂取は、朝ご飯オートミールにプロテインを入れてバナナ、その後間食でプロテインとサプリメントの後、お昼ご飯、夕飯の前に間食2回、夕飯は野菜、タンパク質を中心で必要なければ白米など摂らない事も。就寝前にはプロテインとサプリメント、これで1日トータル4000〜5000kcalの摂取になるそうですが、練習がハードになると体重が減ってしまう場合もあるそうです。

タンパク質は、鶏肉、魚、豚の3種類をバランス良く摂取する事を心掛けており、牛肉は翌日に身体が重いと感じるために試合期は控えているそうです。

食品やサプリメントは「自分との対話」

身体のために、トレーニングより栄養摂取に重きを置いている稲垣選手。疲れているから食べられないと言う事は無く、身体の事を考えると摂取すべきだと判断し食べるそうです。

稲垣選手の発言は、一貫して「自分にとって合うのか合わないのか」。一度実際に試してみて、良いと感じるか違うと感じるかで判断しているそうです。

良いラグビーは、フィールド外から作られるもの。第一線で活躍する選手の考え方を知る事はとても有益ですね。

それでは稲垣選手のインタビュー動画をご覧ください。

トップラグビー選手　稲垣啓太ストレングスのために毎日食べるもの