バレーボールのトスの技術であるオーバーハンドパスを苦手としている選手は多いでしょう。特に、初心者の選手は手や腕の使い方がわからず、思うようにオーバーができない、指が痛いなど苦手意識を持ちやすいです。
オーバーが上手な選手は、腕の使い方が柔らかく、ボールと指が当たる音がしません。そんなオーバーを習得したいですよね。本記事では、オーバーが滑らかになるコツをご紹介します。オーバーに課題を感じている選手はぜひ参考にしてみてください。
はじめに、オーバーが苦手な選手に見られる特徴から見ていきましょう。
オーバーが苦手な選手の特徴
・指先だけでボールを弾いてしまう
・手首が固い
・脇を締めすぎている
上記に当てはまる項目がないかチェックしましょう。1つでも当てはまる選手や、自信のない選手はこれから説明するポイントを意識して練習してみてください。
①三角形をつくる
・手と肘で三角形をつくる
・人差し指と親指で三角形をつくる
この2つの三角形をつくりましょう。三角形をつくり、両脇を正面に見せた状態でパスをするとフォームが綺麗きなります。脇が締まっていると、親指が上方向に向きやすくなり、ボールを持ちすぎてしまったり、入れ込みすぎたりしてしまいます。
脇を見せるというイメージがしにくい場合は、「肘を上げる」という意識で練習しましょう。
②パスをした後「手を開かない」
パスをした後に手を開いてしまうと、ボールに力が伝わりにくく、コントロールしづらくなってしまいます。そのため、パスを出すときは、
1.親指と人差し指の三角形を残す
2.親指と人差し指を前に突き出す
2パターンのどちらかになるようにしましょう。
③ボールを手で包む
手で包むようにボールを触ると、手首の角度が理想の形になります。ハンドリングが固い選手の多くに見られるのが、手首が曲がっていないこと。オーバーの基本は、手首を曲げた状態からボールを上げます。
ボールを手で包むイメージを持つことで、自然と手首も曲がり、柔らかいオーバーになるでしょう。
オーバーは感覚を掴むまでが難しいですが、繰り返し練習を行い、柔らかいオーバーを身につけましょう。
それでは動画をご覧ください。