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山中亮平選手が得意とする「ロングキック」の秘訣

山中亮平選手が得意とする「ロングキック」の秘訣

数mの違いが大きな差を生むラグビーにおいて、ロングキックでの陣地回復はとても重要です。楕円形でコントロールが難しいキックだからこそ、精度が高いキックを蹴る事が出来れば、試合を有利に運ぶ事が出来ます。

日本代表でも、ロングキックを得意とする山中亮平選手。ストレスがかかる LEAGUE ONEの試合でも40m超えのアベレージを記録するトップレベルの選手です。

今回は、山中選手が得意とするロングキックの蹴り方についてを最後の動画を元に解説していきます。

ボールの先端はターゲットに向ける

自分に対してボールを正面に向けるのではなく、蹴る方向へボールのヘッドを向けるようにしましょう。足の振り抜く方向とボールの先端を合わせることで、スイートスポットと呼ばれるボールの中心を捉える事が出来るため、効率よく力を伝えることが出来ます。

反対にボールの先端が振り抜く方向と異なる場合、ボールを中心とした横回転のモーメントがかかりやすく、コントロールが難しいキックとなります。

ボールの軌道は45度を意識して

ボールを遠くに飛ばすためには、ボールの軌道も大切です。動画では45度を意識する事で、より飛距離が出ると伝えています。物理の法則では、地面からの高さによって理想の放物線の角度が変わるのですが、40度〜45度の間でボールが飛んでいくように練習すると良いでしょう。

キックの角度は、足にミートさせる位置によって容易に変化させる事が可能です。低いボールを蹴りたければ、膝下くらいの位置でキック、45度を目指すなら膝を目安に、それより高いパントを蹴る場合などはもっと上のポイントでキックします。

飛ばすためのポイントは「おしぼりクロス」

サッカーのキックでも、強いボールを蹴るためには足の曲げ伸ばしだけではなく、上半身と下半身の回旋を使います。

下半身は進行方向へ、上半身は反対方向に捻り、まるでおしぼりを絞るかのような動きをする事で、身体の中心を止めて末端を早く振り抜くことが出来ます。

それでは動画をご覧ください。

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