2023年6月6日から開催されている国際バレーボール連盟(FIVB)男子バレーボールネーションズリーグ(VNL)では、日本男子代表チーム「龍神NIPPON」が、これまで10勝2敗の成績を残し、予選ラウンド2位で決勝ラウンドを迎えます。(7月19日現在)
今回のネーションズリーグで注目されている選手と言えば宮浦健人選手。宮浦選手は、ジェイテクトSTINGSを経て、フランスのパリ・バレーに所属しており、男子バレーボール日本代表の新戦力として期待されています。
宮浦選手のポジションはオポジットで、攻撃的なスパイクとサーブが持ち味です。はじめに、宮浦選手のスパイク集をご覧ください。
【宮浦健人】今大会初スタメン「土壇場で最高のスパイク」【バレーボールネーションズリーグ2023】日本 vs ブラジル // 解説 山村宏太
宮浦選手のスパイクは、打点が高いことはもちろんですが、フォームがとても綺麗でタイミングもしっかりと合わせられています。本記事では、スパイクを打つときの「タイミング」を合わせるコツをご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
スパイクのタイミングが合わない人の特徴
セッターが上げたトスを見てから助走するのではなく、セッターがトスを上げる前から助走をしてしまったり、セッターがボールを触った瞬間に助走をしてしまったりする人は、タイミングが合いにくいです。
タイミングが合わない選手は次のポイントを意識しましょう!
タイミングを合わせるポイント
①常に助走に入れる準備をしておく
セッターがトスを上げる前の段階でスパイクの助走準備をしておき、セッターが上げたトスを見て状況を判断することが大切です。サイドのオープントスや平行トスに関しては、セッターがトスを上げてから助走をし始めても間に合うので、助走をしながらトスがどの辺りに落ちるのかを予測しましょう。
※速攻攻撃や時間差攻撃、ひかり攻撃などはトスが上がる前に助走することもあります。
②頭の中でリズムをとる
3歩助走の場合は、セッターがトスを上げてからボールの落下地点を予測して、「トン・ト・トン」というリズムでステップを踏みます。5歩助走の場合は、「トン・トン・トン・ト・トン」です。頭の中でリズムをとることで、徐々にタイミングが合うようになります。
オープントス(2段トス)は、トスの軌道が山なりのため、トスが頂点に達したときに助走し始めることがおすすめです!平行トスは、セッターがボールを離したタイミングで助走に入ります。焦らず、自分の打ちたいポイントでミートしましょう。
動画の後半では練習方法も紹介しています。スパイクのタイミングが合わない、という選手はぜひ取り入れることがおすすめです。
それでは動画をご覧ください。