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次の一手を封じる!「ディナイ」ボールを持っていない選手へのディフェンス方法と注意点

次の一手を封じる!「ディナイ」ボールを持っていない選手へのディフェンス方法と注意点

バスケットボールのディフェンスといえば、ボールを持っている選手に対する防御がすぐに思い浮かぶかもしれません。しかし、相手チームの攻撃を防ぐには、ボールを持っていない選手へのディフェンスも同様に重要です。

自分がマークをしている選手がボールを持っていない状況で、パスが通らないようにする。それが「ディナイ」です。ボールを持っている選手からボールを持っていない選手へのパスコースを遮断し、攻撃の展開を防ぎ、試合を優位に進める。今回は、このディナイのポイントと注意点を詳しく解説します。

手を大きく使う

ディナイのポイントの一つとして、「手を大きく使う」ことが挙げられます。自分がマークについている選手の前で、しっかりと広い足幅のスタンスを取り、パスコースに大きく手を広げるようにしましょう(動画 00:35〜)

手を大きく使うことによって、いざパスが来た時にカットできるだけでなく、自分がマークについていることを明確に示し、パスをしようとする選手に迷いを生じさせ、プレッシャーをかけることができます。

リングに向かわせない位置に立つ

ディナイの戦術でもうひとつ重要なのは、インライン、つまりバスケットリングに向かう進路を封じることです。パスコースだけを防ぐだけでは不十分で、ゴールに向かって相手が自由に移動することを防がなければなりません。そのためには、マークについている選手に対して、自分はどの位置に立つのかが重要となります。自分の体で相手をリングから遠ざけ、自由な動きを制限することが求められます。

より強いチームを目指すためには、次のプレーを防ぐディフェンスが大事です。それを実現するために、ディナイという戦術を身につけることが非常に重要です。しかし、ディナイは一人のプレーヤーだけが行っても効果は半減してしまいます。

最も効果的なのは、チーム全員でこの戦術を理解し、実行することです。ボールを持っていない選手へのディフェンスに取り組むことで、相手の攻撃を更に難しくすることができます。常に相手の次の一手を予測し、それを封じること。それが強固なディフェンスの第一歩です。

【バスケ初心者講座】相手にボールを持たせないディナイディフェンスのコツ・基本について解説【考えるバスケットの会 中川直之

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