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智弁学園 強力打線を支える実践的なバッティング練習の方法 ストレート対策 変化球対策|甲子園 高校野球

智弁学園 強力打線を支える実践的なバッティング練習の方法 ストレート対策 変化球対策|甲子園 高校野球

第105回全国高校野球選手権記念奈良大会で高田商業を下し、2年ぶり21度目の夏の甲子園出場を果たした智弁学園高校。硬式野球部のOBには、読売ジャイアンツの主軸として活躍し、侍ジャパンでも2023年のWBC決勝でホームランを放ったスラッガー 岡本和真選手がいます。

2023年夏の甲子園では惜しくも花巻東高校に破れ、ベスト8には届きませんでしたが、各打者が力強いスイングとともに持ち味を発揮する、強力打線は今年も健在でした。

智弁学園がいかにしてチームの打撃力を強化しているのでしょうか。今回の記事では、智弁学園高校の練習方法を解説していきます。

それぞれのゲージでの目的を明確に

智弁学園高校のバッティング練習では、主に3つのゲージに分かれています。

・ピッチングマシン(ストレート)

・ピッチングマシン(変化球)

・人が投げるボールを打つゲージ

特に注目すべきは、ストレートのピッチングマシンと人が投げるボールを打つゲージです。大切なのは、それぞれのゲージにどんな目的で取り組むのかということです。

ストレートマシン高速化するストレート対策

近年、高校生でも150キロに迫るストレートを投げる選手が増えています。現代の「ストレートの高速化」に立ち向かうため、智弁学園ではストレートマシンを活用した練習が行われています。剛速球に振り負けない力強いスイングと、速いボールでもストライク・ボールを見極める選球眼。その両方を習得するためにこのゲージでのバッティング練習を重ねていきます。

速いストレートに対応できるフィジカルと技術を身につけることで、手元までボールを呼び込み、変化球にも対応できるバッティングにも繋がります。この練習によって、甲子園のマウンドに上がるドラフト候補のピッチャーに対しても、臆することなくバットを振ることができるのです。

人が投げるボールで動くボール対策

また、近年のピッチャーのもうひとつの特徴として、カットボールやツーシームなど、細かく動くボールを戦略的に投げるピッチャーの増加が挙げられます。

マシンでは再現しにくい微妙な変化や球の出所を生身の人間が投げるボールで対策し、細かく動くボールに対してもしっかりと芯で捕らえる技術を身につけます。

智弁学園の強力打線は、ただの才能やセンスだけでなく、実践的な練習方法に裏打ちされていることが明らかとなりました。これらの練習方法を取り入れることで、どのような球にも的確に対応し、試合での結果に結びつけることができるのです。これからも、彼らの活躍に期待しましょう。

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