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大内刈り 手の使い方と足の使い方のポイント|ウルフ・アロン 阿部一二三 東京オリンピック

大内刈り 手の使い方と足の使い方のポイント|ウルフ・アロン 阿部一二三 東京オリンピック

柔道の技で大きく内側から相手の足を刈る技をご存知ですか?相手に対してまっすぐ入った時に、そのまま後方に投げる技。名前を大内刈りと言います。大内刈りを得意とする有名選手は2021年に柔道男子100キロ級で金メダルを取ったウルフ・アロン選手・2018年の世界選手権で世界チャンピオンとなり、2021年開催の東京オリンピックで金メダルを獲得した阿部一二三選手が使い手として有名です。大内刈りは、ほかの技と連携がしやすいので連絡技としても多く用いられることで有名です。それでは大内刈りの掛け方を解説していきます。

手の使い方のポイント

ポイント

手の使い方は襟を持つ手(左手)の甲が相手の右肩に付くようにして左手首を返していきましょう。

ポイント

袖を持った自分の手(右手)は、小指が下を向くように重心をかけていくのが大事です。

この2つのポイントを使うことが相手を後ろの方向に倒す、重心を後ろの方に傾けるための大切なポイントになります。

足の使い方のポイント

最初にご紹介したように、大内刈りをかける場面では、相手に抱きつくような形で入っていく必要があります。

ポイント

一歩目の足(左足)は相手に対してつま先が相手の足の間に、まっすぐ向くようにして出します。

ポイント

二歩目の足(右足)は一歩目に踏み込んだ足のふくらはぎに、二歩目のすねが当たるようにするのがポイントです。この時に二歩目の足の母指球で畳に足をつけるのを意識しましょう。一歩目の膝を軽く曲げて重心を真下にしておくことがポイントになります。

半円を描くように相手の足を刈るのがポイント

相手を崩す方向は相手にとって真後ろの方向、大内刈りをかけた時に相手の重心が後方に倒れるようにかけることが重要になります。

一歩目の足を相手の足の間にまっすぐ入れて、左側に半円を描くようにして相手の右足を刈るようにして倒すのが大事になってきます。遠心力を使って相手を倒していきましょう。

上記のポイントを踏まえながら実際に、大内刈りの練習をしてみましょう。

それでは動画をご覧ください。

【大内刈~基本編~】柔道チャンネル/少年よ!技をみがけ!~柔道上達への道~

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