夏の甲子園では、熱い戦いで盛り上がりましたが、日本のプロ野球も阪神タイガースが優勝へのマジック点灯するなどシーズン終盤に向けて首位争いが過熱しています。
本記事では、現在打率1位の横浜DeNAベイスターズ所属、宮﨑敏郎選手のバッティングについてご紹介します。2017年以来となる自身2度目の首位打者獲得に向けて期待が高まっている方も多いのではないでしょうか。
セ・リーグの打率ランキングはこちら(2023年8月18日時点)
1位 宮﨑敏郎選手(横浜DeNAベイスターズ):.337
2位 西川龍馬選手(広島東洋カープ):.320
3位 サンタナ選手(東京ヤクルトスワローズ):.309
4位 岡林勇希選手(中日ドラゴンズ)
5位 中野拓夢選手(阪神タイガース)
宮﨑選手は、打率だけではなく本塁打の本数も16本と5位に位置しています。打率は2020年から3割台をキープしており、三振数が少ないことが特徴です。わかりやすい例で言うと、元ソフトバンクホークスの内川聖一選手と似たタイプのバッターと言われています。
宮﨑選手の特徴的なバッティングフォームは小学生から変わっておらず、宮﨑選手自身は「体は小さかったが、人よりも遠くに飛ばしたいという思いが原点」とインタビューで答えていました。
はじめに宮﨑選手のバッティングフォームをご覧ください。
打席で真っ直ぐに立つ
宮﨑選手は、どっしりとした構えではなく、真っ直ぐに脱力をした構えが特徴的です。真っ直ぐとした構えから、ヒッチしながらバットを上から出しています。
構えでは、猫背になっておらずきれいに真っ直ぐ立つことで、腰がくるっとスムーズに回せていることがわかります。真っ直ぐに構えていた選手が猫背になってしまうと、回転軸がズレてしまい体の回転が遅くなったり、バットの軌道が変わって打ち損じが増えたりします。
この構えを小学生から取り入れていたということに驚きますが、宮﨑選手にとっては理想のフォームに近いのではないでしょうか。
宮﨑選手の打撃については、元中日ドラゴンズ監督の落合博満さんのYouTubeチャンネルでも紹介されています。こちらからご覧ください。