どのスポーツも強い青森山田高校。その中でも特に強いのが、昭和45年に正式に部としてスタートして現在は220名の部員と11名のスタッフで日本一を目指すサッカー部です。
青森県では26年連続優勝、第101回全国高校サッカー選手権も常連の強豪校です。数々のプロ選手を輩出していますが、その中でも2018、2022年のFIFAワールドカップの日本代表柴崎岳選手が有名です。
伝統ある強豪は、なぜ強いのか?どんな練習で、どんな考え方をしているのか?
今回は、最後の動画をもとに「青森山田高校サッカー部の強さ」ついて解説していきます。
個人の課題を潰す朝練
青森山田はA〜Dで構成される6チームの編成にしていて、朝6時から3チーム、6時半〜3チームで朝練を行うようにしています。
基本的には、全体練習では出来ない選手個人のウィークポイントを補うようにし、コーチがやる事もあるそうですが、ほとんどが生徒が自分たちで考えて練習しています。
その分、普段の練習ではチーム全体の強化を中心に取り組んでいます。青森山田高校は、午後1時半〜練習が始まるのですが、これは学校で「スポーツ専攻」の学生は体育の授業の一貫として出来るために、開始時間が早いそうです。
ウォーミングアップから練習
全体で練習開始の後、円になって動的ストレッチなどを行っています。昔は静的ストレッチ(動かず筋肉を伸ばす動作)が主流でしたが、最近では関節の可動域を上げて柔軟性を高める動的ストレッチが多くなってきました。
その後、全体の基礎練を2人組〜複数人で行いますが、強いチームほど細かい所にこだわりを持って練習しています。練習の目的意識を選手自身が理解する事で、同じ練習でも質が異なります。
青森山田監督「インテンシティを求める」
普段は120分程度の全体練習をします。
スピードとインテンシティを求めながら、その中でいかに高いクオリティを出せるのか、ボールの出し手と受け手には常にプレッシャーがかかる状態を作るように意識しています。
強い所には、強い理由があります。今の時代は、動画で他のチームの練習などを見ることができます。ぜひ色々と学んで自分のチームの練習に活かしてください!
それでは、動画をご覧ください。