アジア女子バレーボール選手権大会2023がはじまり、日本女子代表チーム「火の鳥NIPPON」が、予選リーグでF組2位が確定し、準決勝に駒を進めました。(2023年9月5日時点)
ネーションズリーグでは、7位という結果でした。ワールドカップバレーボール2023が9月16日からスタートします。日本代表チームの活躍に期待しましょう!
本記事では、2023年Vリーグで日本人最多得点記録を更新した石川真佑選手の相手を崩すサーブについて紹介します。
石川選手は、身長1m73cmとアタッカーとしては小柄な選手ですが、相手の位置を見てとっさにコースを変える、サーブを得意としており、日本トップクラスの高い得点力を誇っています。 兄は男子日本代表のキャプテンでエースの石川祐希選手です。
レフトの開きを予測したサーブ
動画内0:00-0:19で石川選手が放ったサーブは、相手の動きを読んで狙ったサービスエース。イタリアのレフトの選手が攻撃の準備をするために、ネット側に開くフォーメーションであるため、開く前のポジションに向かってサーブを打っています。サーブレシーブをした選手は、一瞬反応が遅れてしまい、スピードのある石川選手のサーブを綺麗に返すことができません。
石川選手は相手のフォーメーションと動きを予測してサーブを打っていることがわかります。
センターのエンドラインを狙ったサーブ
動画内0:20-0:31のサーブは、センターのエンドラインを狙っており、相手を迷わせています。まず、サーブがインなのかアウトなのかの判断で迷わせていることと、リベロの選手の近くに打つことでリベロとセンターの選手、どちらが取るのかを一瞬迷わせていることがわかります。リベロは、守備専門のポジションであるためリベロが少し動けば拾えるサーブを打つことで、相手の選手同士で迷いを生ませることができるのです。
石川選手のサーブはスピードもあるので、一瞬の迷いが動画のようにミスを誘い、得点に繋げています。
石川選手はサーブだけではなく、スパイクでも打ち分けを得意としており、ワールドカップでの活躍も期待されています。サーブで相手チームを崩したい選手は、ぜひ取り入れてみましょう!
それでは動画をご覧ください。
【石川真佑】相手を崩すサービスエース【バレーボールネーションズリーグ2023】日本 vs イタリア // 解説 迫田さおり