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楽に走るための足のつき方 おすすめは足裏全体で接地するフラット接地|ミドルフット フォアフット ヒールストライク 練習法 ドリル

楽に走るための足のつき方 おすすめは足裏全体で接地するフラット接地|ミドルフット フォアフット ヒールストライク 練習法 ドリル

気温も下がり、屋外でのランニングが気持ちよい季節になりました。真夏には失せてしまっていた走りたい欲がそろそろ皆さんの体の中で湧き上がってきているのではないでしょうか?

ランニングの時、皆さんは足のどの部分から地面についていますか?

足のつま先の方から接地する「フォアフット走法」、足裏全体で接地する「ミドルフット走法」、そして踵から接地する「ヒールストライク走法」。色々聞きますが、どれが一番よいのか分からない、そんな方のために、今回はランニングの足の接地の仕方について解説していきます!

良い接地とは無駄な力が抜けている且つエネルギー消費が少ない接地

そもそも良い接地とはどういった接地なのか考えたことはありますか?

楽に走るための良い接地とは、「無駄な力が入らず楽に着けていること」、そして「エネルギー消費が少ないこと」、この2つがクリアできている接地が良い接地と言えます。

この観点で、前述した3つの走法をみてみましょう。

踵から接地する「ヒールストライク走」は、どうしても体よりも前に接地することになります。体の重心よりも前で接地すると、ブレーキをかけることになってしまうので、ブレーキをかけながら速く走ろうと思うとかなりエネルギーを消費しますよね。

また、つま先から接地する「フォアフット走法」は、足首の動きが大きくなりやすいです。そうなると、ふくらはぎの筋肉を過剰に使いすぎてしまう可能性があります。足首をしっかり固定できる筋力があれば問題ないのですが、多くの方は固定できずに足首が大きく動いてしまいます。

残るは足裏全体で接地する「ミドルフット走法」。これは足首が固定しやすいので、ふくらはぎの筋肉を過剰に使う可能性は低く、自分の体の真下に接地しやすい走法となります。

つまり、おすすめするのは最後の足裏全体で接地する「ミドルフット走法」!

足裏全体で接地するためのドリル「腿上げ」

足裏全体で接地するための練習方法として腿上げをやってみましょう!

ただ、ここでやる腿上げはおそらく皆さんが想像しているものと少し違います。ゆっくりでいいので、以下2点を意識して行いましょう。

・踵から地面に接地する

・空中で左右の足の入れ替えを行う

上記を意識して、1回1回しっかりきれいな姿勢で止めながら行ってみてください。

通常の腿上げ同様、背中が丸まったり、軸足の膝が曲がったりしないよう、地面についている足から頭までが一直線になる姿勢は崩さないよう気をつけましょう。

動画でも動きを確認して、是非普段のランニング前のウォーミングアップに取り入れてみてください!

参照元:走る時の足のつき方教えます

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パーソナルトレーナー井上美紀
筑波大学 体育専門学群卒業後、約12年間のサラリーマン生活を経てパーソナルトレーナーに転身。一人ひとりその日の調子を見て「トレーニング」「ストレッチ」「整体」を組み合わせた施術で、その人が持っている力を最大限に引き出すサポートをしている。年代は未就学児から70代までと幅広く対応。肩凝り・腰痛・不定愁訴などの対応をメインとしながら、頚髄損傷を含む身体障がい者へのトレーニング・ケア、パラアスリートのサポートも行っている。
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