バレーボールのレシーブを上達させるために多く取り入れられている練習方法は、ツーメン・スリーメンです。本記事では、1歩目が速くなるスリーメンのコツについて紹介します。
スリーメンのポイント
練習方法をご紹介する前に、基本的なスリーメンの意識したいポイントについて解説します。スリーメンをするときには、力を抜いてボールを拾う、動ける、狙うということがとても重要です。
指導者のポイント
チームでスリーメンを行うときに、指導者の方に見て欲しいポイントをご紹介します。最も注目して欲しいことは、「選手がどんな準備をしているか」ということ。力を抜いた状態から動き出せているかをチェックしてみてください。
実際にスリーメンのフォーメーションを作り、フェイントのようなボールを前に落とします。このときに、なるべく転ばないでボールを拾えるように声がけすることも大切なポイントです。
1歩目が速くなるコツ 力を抜く
構えの姿勢で力が入っていると、地面を蹴る力が弱くなり瞬発力が落ちてしまいます。一方で力を抜いた状態で動き出す場合、膝が崩れることによって1歩目が出やすくなります。膝に力を入れず倒れ込むような感覚で動き出しましょう!
低い姿勢で構えている選手は、地面を蹴る力が入ってしまい1歩目が遅れてしまいます。ボールが出るタイミングで脱力し、ボールに反応することが大切です。
レシーブ以外でも共通していますが、力を入れた状態から更に力を入れることは難しいです。力を抜いた状態から力を入れるのはやりやすく効率も良いと言えるでしょう。
膝を使った1歩目を速くするための動作での注意点は、膝を曲げようとするのではなく膝を緩める感覚を持つこと。緩める=脱力ということなので、膝を曲げようとせずボールが出る瞬間に膝を緩めましょう。
指導者の方は、ボールを出す前に膝が緩められているかを確認し、準備できた状態を確認してからボールを出すようにしてみてください。受け手はボールを狙うときもリラックスした状態を保ち、余計な力は入れないように意識しましょう!
この1歩目を速くするためのコツはすぐに取り入れられる内容なので、ぜひ日々の練習から実践してみてください!
それでは動画をご覧ください。