足裏の感覚はトレーニングにおいて非常に重要です。人間は2つの足で地面に立ち生活します。地面との唯一の接点である足の機能や足裏の感覚が正しく発揮されなければトレーニングにおいても不具合が起こります。少しマニアックな内容ですが説明していきます。
足が歪めば全てが歪む
人間の生活はもちろん、トレーニングも立って行うことが多いです。地面と接するということを考えた時に足裏が一番その確率が高く、感覚を大切にするべきです。人間を一つの建物だと考えると、建物の足は基礎になります。基礎が歪んでいる建物は当然全体が歪みます。
考えればわかることでも当たり前すぎて意識に登ってこないということになります。
人間の身体は人間の脳にあがってくる感覚と筋肉に命令するという2つあります。どんなのもに肌が触れているのか等、感覚としてあがってきます。それを足裏に届けてみると、どこに体重がかかっているのか感じることができます。このように意識せずにあがってくる情報があり、意識するとそれを感知することができます。
足裏のどこに圧がかかっているのか
基本的にトレーニングをするときは、左右対称に立って行います。なので左右対称に立ったときに右足、左足のどちらかに重りがかかっているといったことは基本的にありません。
体重が前か後ろにかかっているかどう判断すればよいかは、足の親指の付け根、小指の付け根、母指球、少指球、足の指にぐっと圧がかかっているかどうかを感じましょう。指にかかってなくても親指の付け根や小指の付け根にかかっていれば体重が前にあるということになります。これと逆でかかとに強く圧を感じるのであれば体重が後ろにあるとわかります。
重心と身体の筋肉の使われ方
重心が前にあるということは、構造物として身体が前に倒れようとすると倒れないように後ろの筋肉で引っ張ることをするので、後ろの筋肉が優位に働きます。このようにどこに重心があるかで、身体の筋肉の使い方が変わってきます。
今まで意識していなかった、足裏の感覚を意識することで身体の動かしやすさや怪我の予兆がわかるようになります。この動画では詳しく説明できていませんが、足裏の感覚はもっと奥深く興味深いものだと思います。
足裏を意識し、足裏の情報を得て、身体を動かせるようになるとトレーニングが変わり、身体が変わります。意識することは誰でもできるのでまずは意識することからはじめてみましょう。