ウエイトトレーニングの代表としてベンチプレスは誰しも聞いたことがあると思います。有名ですが、正しいやり方で行えている人はどのくらいいるのでしょうか。今回はパワーリフティング日本チャンピオンがジム歴半年の初心者にベンチプレスを教えます。ベンチプレスの正しいフォームについて説明していきます。
ボトムポジションを安定させる
半年間しっかりベンチプレスをされていてなかなかいいベンチプレスだと思います。ですがもっと良くするために直してほしいところがいくつかあります。まずは、ボトムポジションです。ボトムポジションとはバーが胸についたころのことをいいます。ベンチプレスはある程度胸を張りながら腕を上げ下げしていくわけですが、ボトムのポジションが上にいったり下にいったりとブレて安定していないのでそこを決めましょう。
胸の張り方は、寝た状態から足で身体を押し上げて、肩を下げます。そうすると自然と胸を張ることができます。このポジションを作ってから腕を下げましょう。
次に腕を下げる位置を探します。自分の窮屈でないポジションの見つけ方として、水平に肘を割っていき、先ほど説明した肩を下げていくと胸が張り止まるポジションがあるはずです。そこが自分の窮屈でない腕をさげるポジションになります。これをバーを握る前に確認するようにしましょう。
バーの握る位置
フォームがだいぶよくなりました。次は、バーを握る位置を修正しましょう。手のひらの上で握ると腕に力が入って体幹を使うことができないので、小指側の下の骨に乗せましょう。握る前に押しながら自分のポジションを確認します。握る位置が変わるだけで効きがかわります。
ベンチプレスを正しいフォームで行うことで、いつもより効いている場所がしっかりと胸にくると思います。怪我をしない正しいフォームがベンチプレスを長く続けられて最終的に一番重量が伸びると思います。ご自身のベンチプレスのフォームを見直して怪我の防止、重量の更新を目指しましょう。