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張本美和 パリで開催される国際大会 日本代表3枠目を掴んだ最強中学生 強さの秘密|女子卓球 団体 卓球 

張本美和 パリで開催される国際大会 日本代表3枠目を掴んだ最強中学生 強さの秘密|女子卓球 団体 卓球 

パリで開催される国際大会の選考を終えた翌月2024年2月5日に、3人目の日本代表選手が発表され、今勢いのある張本美和選手が選出されました。今年一年成長が著しい張本選手の強さはどのようなところなのでしょうか?

張本美和選手の考えや、強さの秘密について解説していきます。

張本美和選手ってどんな人?

2008年生まれ、15歳の現役中学生ながら卓球のプロリーグ木下アビエル神奈川に所属し活躍しています。兄の智和選手とともに、卓球界で注目されながら中国ジュニアオープンを10歳で制覇し、同年に台北ゴールデンジュニアオープン18歳以下の大会でベスト8に入り、頭角を表してきました。

2023年WTTコンテンダーチュニス2023にて数々の強豪を破り女子シングルスで優勝、2024年全日本選手権では決勝進出し、代表の早田ひな選手に破れるも、この一年での成長を見せつけた形となりました。

プレースタイルは、攻撃的なスタイルで右シェーク裏裏ドライブ型です。身長を生かした両ハンドドライブが特徴で、バックハンドの精度の高さに定評があります。

そんな張本美和選手が卓球協会からの推薦を受け、2024パリオリンピックシングルスの代表権を獲得しました。

WTTで見せたバックストップのレシーブ

相手のサーブに対して短く返すストップは、一般的にバウンドしてすぐの所を打ちます。張本選手は、相手のボールが早いことや、ボールが滑る卓球台であることを考えて、あえてワンポイントずらすようなストップを使いました。

これは、長いボールが来ると構えている相手のタイミングを外すことに繋がり、甘い球が返ってくる可能性が高くなります。ただし、打点をずらしラケットを引きながら当てる技術は、感覚が良い選手でないと出来ない高等技術であり、このような所に張本選手の能力の高さが伺えます。

勝負所でミドルを攻める

相手に向かって打つミドルは、打ち返される可能性を考えて躊躇しがちですが、張本選手は勝負所で全てミドルを攻めています。卓球台の対角線を狙って打つよりも、距離が短くオーバーしやすいため難しいコースと言われるミドルですが、そこを強気に攻める姿勢が見られます。

いかがでしょうか?

まだまだ語り尽くせない張本美和選手の強さがあります。世界レベルを肌で感じて、更に成長する張本選手がみたいですね!応援しましょう!

それでは動画をご覧ください。

参照元:【公式】最強中学生・張本美和が登場!「パリ五輪に出場したい」今絶好調の15歳が本人解説!|卓球ジャパン!2023年8月12日

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香川英信
鍼灸整体治療家、スポーツトレーナー。立位姿勢と前屈から選手の特徴を判断し、トレーニングと鍼灸整体施術を行う。全日本スキークロストレーナーとしてヨーロッパで行われるW杯に帯同、2022年は世界ランク6位と選手の過去最高成績に貢献。また2023年9月卓球アジア選手権に田中佑汰選手のトレーナーとして帯同、中国選手を倒し日本人唯一のベスト8進出の裏方を担った。オリンピックを狙うアスリートから、小中高生のトレーニング指導と治療及び一般の方の治療を千葉県浦安市で行っている。筑波大学体育専門学群卒。弱点は前十字靭帯と内側側副靱帯を痛めている左足。妻・子供二人とサビ猫1匹の5人家族。
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