実は人間誰でも身体の動きの左右差、筋肉の左右差は存在します。顔も左右差がある人がほとんどですし筋肉の左右差についても私もあります。今回はボディビル日本チャンピオン相澤隼人選手が考える「筋肉の左右差の改善方法」について説明していきます。
筋肉の左右差について
まず前提としてはある程度左右差があるのは正直仕方ないことなので、完全に左右差を無くすというよりは受け入れるということも大事なのかなと思います。「良くはなるけどゼロにはならない」っていう表現が1番適切なのかなと思うのでまずはそこを前提としてお話していきます。
自分の体感的にも適切にアプローチができれば時間がかかりますが少しずつ動きは整って改善できます。
左右差の原因を突き止める
例えば左上腕が38㎝、右上腕が42㎝の場合これをどう改善していくか。右の体幹が使えていなくて右の上肢を使っている可能性は考えられます。左は逆に体幹が適切に使えているからゆえに体幹に負けているということはあると思うので、原因は何なのかっていうのはわかりません。
あくまで今言ったのは1つ考えられるのもで、原因を突き止めていかないといけないと思います。左右の腕が同じ筋出力なのか、左右で同じ効きがするのか、ベンチをしていると右はパンプが弱いが左はパンプが強いなど。その時の条件によって何が原因か突き止めるのは難しいです。
どうアプローチするかとして、「弱い方を毎日5セットずつやりましょう」をやっても多分変わりません。それで変わっていたら左右差がある人は誰もいないので。自分が大切にしているのは、ちゃんと日常的に使えてトレーニングの時もバランスよく筋肉を使えていれば左右差は生まれないと考えています。
左右を改善するアプローチ
自分の中での基本は左右差がある場合、弱い方に合わせることです。強い方はどんどん強くなるので、弱い方の動きに合わせてあげるといいと思います。
片方ずつ行う種目に関しては、弱い方から行うようにして回数をプラスで行うようなことはしません。筋肉の感覚を左右で均等にしてあげる為に、筋肉の動かし方であったり、体幹の使い方であったり、動きだったりとトレーニングを見てからその人に適切であろうアプローチを処方する感じです。
左右差の改善には「原因を知ること」が一番大切なようです。左右差を完全に無くすということは正直難しいと思うので、右上腕40㎝、左上腕38㎝と左右差が2㎝、両方を40㎝にすることよりも、右上腕42㎝、左40㎝にする為のトレーニングをした方が個人的には良いと思います。