平泳ぎは4泳法の中でも独特なキックの形をしています。足の裏でしっかり水を蹴ることができないと前には進めません。また、蹴る方向も重要になります。その鍵は「足首」。足首をうまく使うことでキックが変わりますよ!
今回はそんな足首に焦点をあてた練習法を紹介します!
アンクルキック(動画1:59~)
このドリルでは足首のみを動かすことを意識して行いましょう!
<やり方>
- 腕を伸ばしてビート板を持ち、太腿にもビート板、若しくはプルブイを挟み、水面に浮く
- 平泳ぎのキックをするように両足をひきつける
- ひきつけたところ(股関節・膝関節が曲がった状態)で、足首だけを3回、底屈背屈(曲げ伸ばし)を繰り返す
- 3回終わったら平泳ぎのキックを行う
④でキックを行う際は、足の裏が後ろに向いていること(足首が背屈していること)を確認してからキックを行うようにしましょう。
この練習は足首の意識をアップさせる練習のため、③で足首を動かす際に、股関節や膝もいっしょに動かないように注意しましょう!
スクリューキック(動画4:08~)
これは平泳ぎのキックを左右交互に行うような練習になります。ここでも意識したいのは足首!足首の動かし方を間違うとバタ足のようになってしまいます。バタ足にならないよう注意しましょう!
<やり方>
- 腕を伸ばしてビート板を持ち水面に浮く
- 左右交互に片足ずつ平泳ぎのキックを行う
ここでも蹴る前に足首を後ろに向けることを意識します。また、キックの前だけではなく、キックした後は足首を伸ばすところまで意識しましょう。
かなり難しいドリルですが、チャレンジしてみてください!
ドルフィンキック+平泳ぎキック(動画6:20~)
ここでは、足首を使えているということを前提に、足全体や腰の高さを出すための練習法を紹介します。
ドルフィンキックでは身体全体が滑らかに波打つように動き、キックした後腰の位置が上がってきます。平泳ぎのキックもそれに似た動き方で行うと、高い腰の位置をキープできるため、足が下がってしまう方は是非試してみてください!
<やり方>
- 腕を伸ばしてビート板を持ち水面に浮く
- ドルフィンキックを行う
- 平泳ぎのキックを行う
- ②と③を交互に繰り返す
ドルフィンキックのキック後に腰が上がってくるのと同じ感覚で、平泳ぎのキックもうちます。ポイントはキックした後にしっかりお尻を締めて、伸ばした足を水面に近づけるように少し持ち上げることです。
足を揃えて蹴るドルフィンキックと、足を広げるようにして蹴る平泳ぎのキックでは形は異なりますが、横からみた時の下半身の動きは似た形になります。
是非練習に取り入れてみてください!
それでは動画をご覧ください。