競泳女子バタフライで今注目されている、法政大学1年生の三井愛梨選手。2023年の日本選手権水泳競技大会で優勝を飾り、福岡で行われた世界水泳選手権では初出場ながら5位という成績を残しました。
本稿では末尾の動画をもとに、今、非常に勢いのある三井選手のトレーニング内容のうち、ウォーミングアップ部をにフォーカスして紹介します。
三井愛梨選手の歴史
まずは三井選手がこれまで残してきた成績についてみていきます。
年中から体力作りのために水泳を始め、小学校2年生から選手コースに移行します。小学校3年生でジュニアオリンピック初出場、小学校4年生では初めて決勝進出、そして小学校6年生の時、50mバタフライで優勝します。
中学生になってからもさらにタイムを伸ばし、全国中学校水泳競技大会では、2年生の時に100mバタフライで優勝、翌年の3年生の時は200mバタフライで優勝しています。
2022年ジュニアパンパシフィック水泳選手権で200mバタフライ優勝、100mバタフライ準優勝という成績を残し、大学は法政大学へ進学します。そして大学1年生である2023年に、日本選手権水泳競技大会200mバタフライで、2分6秒77で優勝。世界水泳へ初出場で5位入賞を果たします。
バランスボールでウォーミングアップ
小学生の頃から国内トップレベルで活躍してきた三井選手はどのような練習をしているのでしょうか。今回はウォーミングアップをみていきます。
現在のウォーミングアはプールサイドでバランスボールを使って行うそうです。三井選手のレベルだとウォーミングアップですが、一般人はよいトレーニングになると思います。実際にやってみると三井選手のすごさも実感できると思いますので、是非一度試してみてください。
- バウンド
バランスボールの上に座り、両足裏は床についた状態で軽く跳ねます。しっかり骨盤をたてることがポイントです。 - 骨盤を動かす
バランスボールに座り、両足裏は床についた状態で、骨盤を左右に動かします。次に骨盤を回します。この時、頭の位置はできるだけ変わらないよう意識しましょう。 - プランク
腕立て伏せの体勢となり、左右両方の足の甲をバランスボールの上に揃えて乗せ、その体勢を30秒キープします。 - プランク+股関節回し
プランクの体勢から、片足はバランスボールに乗せたまま引き続きバランスを保ち、反対の足はバランスボールから浮かせ、股関節を中心に回していきます。内回し、外回し両方行ったら、左右の足を入れ替えて同じように反対側も行います。 - 跳ねてから倒立
お腹あたりをバランスボールに乗せ、両手は肘を伸ばして床につきます。足は浮いた状態で揃え、バランスボールの上で全身を跳ねるように動かします。バウンドしている時、肩から足までが一直線になるように意識しましょう。3回程バウンドしたら、その勢いを使って倒立をします。
いかがでしょうか?一般人には難易度が高いトレーニングです。是非一度試してみてください。また、動画内では他のウォーミングアップ内容やトレーニング内容についても触れています。興味がある方は最後までご覧ください。