
本記事で解説する読売ジャイアンツの山崎伊織投手は、2025年5月25日時点でセ・リーグ防御率1.21を記録し、セ・リーグ2位に位置しています。最速155キロのストレートと多彩な変化球を駆使する本格派右腕として、開幕から36イニング連続無失点を達成するなど、今季も安定した投球を続けています。
山崎投手の投球スタイルについて詳しく見ていきましょう!
ストレートと多彩な変化球のコンビネーション
山崎投手の最大の武器は、最速155キロの球威あるストレートです。このストレートに加え、フォーク、カットボール、シュート、スライダー、スローカーブといった多彩な変化球を操ります。特に、打者の手元で鋭く変化するカットボールや縦に落ちるスライダーは、打者のタイミングを外す効果的な球種となっています。
緩急を活かした配球術
山崎投手は、同じ球種でも球速に変化をつけることで、打者のタイミングを外します。例えば、シュートでは139キロを投じた後に、146キロの2種類を投げ分け、打者に的を絞らせません。
また、最も遅い球種である72キロのスローカーブと、最速155キロのストレートとの間には80キロ以上の球速差があり、これにより“変幻自在の緩急”を実現しています。
フォークでの高い奪三振率
今季、山崎投手が最も三振を奪っている球種はフォークです。打者の手元で鋭く落ちるこの球は、空振りを誘うだけでなく、ゴロを打たせる効果もあり、非常に有効な球種となっています。このフォークを中心に、他の変化球とのコンビネーションで打者を翻弄しています。
バランスの取れた体格と過去の実績
身長181cm、体重75kgの山崎投手は、バランスの取れた体格を活かし、安定したフォームで投球を行っています。2022年にプロデビューし、2023年には23試合に登板して10勝5敗、防御率2.72を記録するなど、着実に実績を積み重ねています。また、過去には右肘の手術を経験しましたが、リハビリを経て見事に復活し、現在の活躍につなげています。
山崎伊織投手は、球威あるストレートと多彩な変化球、そして緩急を活かした配球術で、今季も安定した成績を残しています。特に、フォークを中心とした奪三振能力や、球速差を活かした緩急の使い方は、指導者やプレイヤーにとっても参考になる点が多いでしょう!
今後のさらなる活躍に期待が高まります。
山崎投手の投球フォームについては以下の動画を参考にしてみてください!