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吉田正尚 体を大きく使ったバッティングフォーム ヒッチ動作とは

吉田正尚 体を大きく使ったバッティングフォーム ヒッチ動作とは

本記事では、2022年12月にオリックスバッファローズからポスティングシステムを利用し、MLBのボストン・レッドソックスに移籍した吉田正尚選手のバッティングフォームをご紹介します。

吉田選手は5年連続で100安打以上、入団から7年連続で10本塁打以上、規定打席に到達した18年から5年連続で打率.320以上をマークするなど絶不調の年を迎えることなく、高次元の成績を残していきました。

また、吉田選手は体を大きく使ったバッティングフォームが特徴で、グリップの位置を低くして反動を効率よく使う「ヒッチ動作」を取り入れています。ヒッチ動作という言葉を初めて聞く方も多いでしょう。

はじめに、ヒッチ動作について解説します。

ヒッチ動作とは

ヒッチ動作はメジャーリーガーの多くが取り入れている動作で、トップを作る前にグリップを下げてテイクバックをとることです。動画から吉田選手もテイクバックを取る前にグリップをやや下げていることがわかります。

ヒッチ動作のメリット

バッティングフォームにヒッチ動作を取り入れると、しっかりと「割れ」を作ることができます。「割れ」を作ることで、反動が使いやすくなるため、大きな力をボールに乗せることができるのです。「割れ」を作ることは、タメの姿勢をしっかり作ることであり、バッティングにおいてとても重要な局面と言われています。

吉田正尚選手のバッティングフォーム

吉田選手のバッティングフォームのポイントを見ていきましょう。

①右足を上げて踏み込むときに頭の位置が変わらない

②テイクバックを取るときにバットを握る手はボールの軌道と平行に引く

③フォロースルーを大きくしインパクトで最大にパワーを引き出す

吉田選手のバッティングフォームは、ヒッチ動作以外にも小柄な吉田選手ならではの特徴が詰まっています。日本球界随一の“三振しない打者”とも言われ、相手投手のタイプに応じて3種類のスイングを使い分けているそう。

バッティングフォームで悩んでいる選手は参考にしてみてはいかがでしょうか。それでは動画をご覧ください。

吉田正尚 ホームラン フォーム スロー【Masataka Yoshida home run swing】

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