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宇田川優希 タメを作り打者が打ちにくいオーバースローの投げ方

宇田川優希 タメを作り打者が打ちにくいオーバースローの投げ方

本記事ではオリックス・バファローズ所属の投手である宇田川優希選手のピッチングフォームを解説しています。宇田川選手は、2022年7月末に支配下登録をされ、今ではバファローズに欠かすことのできない中継ぎの切り札にまで急成長をした注目の投手です。

宇田川選手の武器は150キロ超えのストレートと鋭いフォークです。2023年WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の国際大会でも持ち味を発揮して活躍している、今後も注目の選手と言えます。

宇田川選手の特徴的なオーバースローを取り入れたピッチングフォームのポイントをチェックしてみましょう。

ポイント①前足を大きく上げ軸足に体重を乗せている

宇田川選手は投球フォームの冒頭、前足を大きくゆっくりと上げて軸足に体重を乗せていることが動画からわかります。前足を大きくゆっくりと上げることで、軸足にしっかりと力を溜めることができ、次の体重移動でも下半身が安定しやすくなります。

ポイント②メリハリのある投球フォーム

宇田川選手は、足を上げてから体重移動もゆっくりと行い、前足が着地してからリリースまでのスピードが速いこともポイントです。体重移動をゆっくりと行うことで、軸足に溜めたパワーをリリースまで逃がさないことが狙いと言えるでしょう。

前足が着地してからリリースまでのスピードを速くすることで、軸足に溜めた力を最大限発揮することができます。野球の投げ方でよく言われる、弓を引いて投げるイメージに近いと考えられるのです。

最後にオーバースローを取り入れるメリットも紹介します。

オーバースローの投げ方は、上から腕を振り下ろす投げ方のため、カーブやフォークなどの縦の変化球が投げやすいと言われています。宇田川選手もフォークが武器である事から、縦の変化球を駆使する投手に向いている投げ方と言えるでしょう。

それでは動画をご覧ください。

【最速157㌔】宇田川優希『ストレート(10球)平均球速=154.6㌔』

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