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守備練習 三塁手において3つの大事なこと

守備練習 三塁手において3つの大事なこと

筆者の個人的な見解ですが、特に軟式野球時代はサードに打球が行くことが多かった記憶があります。そのためチームの中で最も捕球が上手く、送球に安定感のある選手が守っていた記憶があります。つまり、サードに一番上手い野手を配置していたわけです。

サードは、痛烈な打球が飛ぶ時もあれば、バント処理などの緩いゴロ処理もあり、ファーストまで一番遠い位置に配置されているんで送球力も要求される、とても難易度の高い守備だと思います。

なのでサードにすごく上手い選手が配置されると、キャッチャーから見て、とても心強さを感じ、無理に三振を取りに行かなくても、引っ掛けたり詰まらせたりと、サードへ打たせて取る手段が増え、リードに幅が出ます。

三塁手において大事なことはたくさんあると思いますが、キャッチャーの視点で「こんなサードがいい!」というのを3つ挙げたいと思います。

声が大きく盛り上げ上手

サードはピッチャーから距離が近いため、よくピッチャーに声かけ盛り上げたり、時には引き締めたりできるサードがいるとキャッチャーは助かります。

またバッターからの距離も近いので、声でプレッシューをかけることが出来るのもサードです。筆者がまずサードに求めるのは、声が大きく、チームやピッチャーを盛り上げてくれる選手であること。こんなサードがいると、チームの雰囲気が全然違うことを実感してます。

身体で打球を止めるガッツ

サードには本当に強い打球が行きます。強い打球が行ったとき、グラブだけで捕りに行くと多くの場合、弾かれてしまい、結果、強襲ヒットになります。このような強襲ヒットは何度も見たことがあり、正直このとき「捕りに行くんじゃなくて止めに行ってくれよ」と思うときがあります。

そのため、捕球に自信がある選手よりは不器用でも良いから身体で止めに行くガッツある選手の方が、頼りになることが多いです。

送球には自信がある

技術面において要求することであれば送球の安定感です。もっとわがままを言うのであれば、肩が強いと尚良いです。サードはファーストから最も遠い内野手ですし、バント処理のときセカンドに送球するのも遠いです。すべての送球をノーバウンドで投げて欲しいとは思いませんが、ワンバンでもしっかりと真っ直ぐに投げてくれるサードは心強いです。
元巨人の村田選手は、元々ピッチャー出身のため肩に自信があるので、送球力が非常に高いです。なので、送球に自信がある分、後ろに守れるし、少しぐらいボールを前に落としても大丈夫、という余裕が感じられる守備をします。

以上3つが筆者が思う三塁手の大事なことです。

では、三塁手の名手、元読売ジャイアンツの村田選手の守備をご覧ください。

動画引用元:ゴールデングラブ賞 村田の守備 2014年夏頃

動画引用元:【プロ野球、好プレー集 #20】村田修一の好プレー集 体格に似合わない華麗な動きとグラブ捌き!サードからのスローイングの安定感が鬼レベル! 守備職人”名手・元ヤクルト宮本慎也選手が

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