陸上経験者なら知っておきたいウォーミングアップ。
今回は、W-UP(ダイナミックストレッチ・スプリントドリル)の中でも、3種類の「ダイナミックストレッチ」のウォームアップについてご紹介していきます。
3種類のダイナミックストレッチ
今回ご紹介するのは、3種類のダイナミックストレッチです。
さっそくひとつめの「つま先タッチ(後ろ腕組み)」から紹介していきます。
片方の足を前に出して、ハムのストレッチをします。
そのとき手を後ろで組んで、肩甲骨のストレッチもおこないましょう。
このストレッチは、上半身と下半身のストレッチを同時にできるので、おすすめです。
ふたつめに紹介するのが「片足振り上げ」。
片足を振り上げながら、瞬間的にハムを伸ばしていきます。
スプリントに入ってもケガをしないように、ハムを慣れさせておくという効果を期待できます。
最後に紹介するのが、「コンビネーションランジ」。
ランジは、股関節周りの可動域をあげることができます。
足の内側に体を入れ込むことで、前足の股関節へ刺激が多くなります。
おこなうときには、目線が下向きになりすぎないように注意してください。
真下から正面を見るようにすると良いです。
大切なポイント
3種類のダイナミックストレッチについてご紹介しましたが、それぞれのポイントをまとめると……
- 「つま先タッチ(後ろ腕組み)」では、肩甲骨のストレッチの要素を入れて、上半身と下半身を一気にストレッチする
- 「片足振り上げ」では、スプリントに入ってもケガをしないように、ハムを慣れさせておく
- 「コンビネーションランジ」では、前足の股関節への刺激を多くし、さらに目線を真上から正面にすることが大切
まとめ
陸上の動き作りで何をしたら良いかわからないという方に、とくに実践してほしい種目をご紹介しました。
自分ができる分を継続しておこなうことが大切です。
毎日コツコツと、自分のできる範囲でトレーニングをおこなってみてくださいね。