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木原美悠選手 試合で使える「フリック」

木原美悠選手 試合で使える「フリック」

卓球台を挟んで強い球が飛び交うフォアハンドドライブのラリーも魅力ですが、試合で勝つためには、それだけでは十分ではありません。ツッツキやストップなど緩急を使って相手を翻弄したり、早いタイミングで相手に返してリズムを変える「フリック」などを活用する事で、フォアやバックハンドの強い球が活きてきます。

Wみゆうの一人、木原美悠選手は2023年南アフリカで行われた世界選手権に出場し、来年のパリオリンピックを狙う今注目の選手です。その木原選手も決め技で使うフリックを最後の動画を元に詳しく解説していきます。

まずは木原選手のフリックの動画をご覧ください。

木原美悠のフリック炸裂!張本美和を圧倒し悲願の金メダル獲得|世界ユース2022 U19 女子シングルス決勝

自分の感覚の「倍」台の中に入る

フリックは台の中で捌くために、自分が思っている感覚よりさらに台に乗り込む形で打球するよう意識します。そのためには、かなり前に踏み込む必要がありますが、ステップの基本「遠い方の足」から寄せて動かしていきます。

このステップはフリックに限らず、フォアで回り込む時なども同じ要領です。

構えている角度のまま踏み込む

フリックの際、打球の最後で前腕を使うため、なるべく構えた姿勢を崩さずに台上に踏み込んでいきます。肘から先が伸びてしまうと、手首か肩しか使えずに良い球が打てません。

肘を曲げて余裕を持たせた状態の方が、左右にも融通が効きやすくフリックが使いやすいです。

頂点「後」に打つ

打つタイミングは、バウンドして頂点をすぎた後に打球します。頂点前だと相手の回転の影響を受けやすいため、返球が安定しません。ラケットの先端を打ちたい方向に向けるようにし、ボールをコントロールします。

フリックは早いタイミングでの打球なので、相手が対応しづらい球です。左右に打ち分ける事が出来るようになれば、木原選手のように決め技としてポイントが取れますね!

それでは動画をご覧ください。

【2分でわかる】台上を制す!チャンスを逃さないフリックのコツ【払い|勝てる卓球 #14】

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