第105回全国高校野球選手権記念大阪大会で強豪・大阪桐蔭高校を3-0下し、2023年の夏の甲子園への切符を掴んだ履正社高校。山田哲人選手やT-岡田選手など、スラッガーを輩出してきた名門校。2023年は森田大翔選手が、甲子園初戦から2試合連続ホームランを放ち、高校野球ファンの注目を集めています。
高校通算34本のホームランを放ち、右の長距離打者としてドラフト候補にも名前が挙がっている森田大翔選手。その長打力の秘密を探る鍵は、打席内でのルーティーンにありました。今回の記事では、森田大翔選手のルーティーンに焦点を当てて、ボールを遠くに飛ばすためのバッティングフォームについて解説していきます。
【完璧】履正社森田大翔ホームラン
後ろに上半身をそらすルーティーン
森田選手の打席での仕草を観察すると、構える前の上半身を後ろにそらす特徴的なルーティーンは見逃せません。かつて、大阪桐蔭高校の主軸として甲子園を沸かせた中田翔選手(現・読売ジャイアンツ)が高校時代に行っていたのと似ているこの動き。
森田選手の場合、それは少し控えめに見えるものの、彼自身の打撃にとっての意味合いは深いものがあります。ルーティーンの中で、彼は上半身の筋肉をほぐし、背中の中心、すなわち「芯」を意識して作っています。
鋭い体の回転と大きなフォロースルー
彼のホームランシーンを再生すると、その鋭い体の回転と大きなフォロースルーが目を引く。インパクトの瞬間、非常にコンパクトに、そして鋭く腰を回転させてボールを捕らえる彼のスイング。その後のフォロースルーは、大きく、力強いフォロースルーです。この動きは、彼が打席で行っているルーティーンから生まれるものです。
背中の「芯」を意識し、上半身の筋肉をほぐすことで、このようなスイングが可能となっているのです。
森田大翔選手のパワフルな打撃を生み出す秘訣は、このルーティーンにありました。一流のアスリートたちには、自分自身に合ったルーティーンや練習方法があります。私たちも、自分に合ったルーティーンを探し、それを徹底することで、自分の最高のパフォーマンスを引き出すことができるでしょう。