柔道の手技でレスリングの飛行機投げと酷似してる技をご存知ですか?名前を肩車と言います。連携技として双手刈や朽木倒などの技とは相性が良い投げ技としても知られています。
日本国内では使用する選手は目立たなかったですが、86 kg級の世界チャンピオンになりアトランタオリンピック代表になった中村佳央選手が積極的に用いるようになり軽・中量級の選手が使うことがみられるようになりました。
技の特徴として体格の大きさに関係なく仕掛けることができて、理解するのも簡単な技になります。今回は柔道の手技、肩車について解説します。
ダイナミックに持ち上げる見応え十分な技
受け(技を受ける側)から組みに行き、取り(技を仕掛ける側)は下がりながら組み合います。袖を持ってる手を内側から持ち替えます。受けを斜め上に引き出します。
受けの足の間に手を入れて足を抱えながら、持ち上げます。袖を引き相手を畳に向かって投げます。
動作確認のコツ
動き出しは必ず受けから、取りは受けの動作に応じて動きます。手を袖から内側の二の腕部分の道衣に持ち替えます。
相手の肘から持ち上げ、持たれてる襟を離し肘に手を添えます。真っ直ぐ抱えて足の間から太ももを抱えます。
頭の位置は相手の帯の場所にしましょう。相手の体を引きながら自分の開いた足を閉じます。肩の上に乗せた相手を強く引きながら落とします。投げる位置は取りの斜め方向にします。
肩車を容易に仕掛けやすくする方法・失敗例
受けの姿勢は技を仕掛けられる際に、斜め上に真っ直ぐ伸び上がるようにしましょう。取りは相手を真っ直ぐ平行になるように持ち上げます。
肩で相手を突き上げるようにして持ち上げると持ち上げやすいです。ダメな例は顔を横向きにしたり、持ち上げる時に頭の位置が高かったり、受け手の腰が曲がることです。
力でなく、技で相手を投げれるように反復練習して自分の体に馴染ませて実践でも仕掛けていきましょう。
上記の文章を参考に実際に肩車の練習をしてみましょう! それでは動画をご覧ください!
参照元:誰でも楽に持ち上げれます!柔道 投の形 解説 #3 肩車 judo nagenokata kataguruma #柔道#投の形#手技#肩車