今回は送球のショートバウンドを捕るコツについて解説していきたいと思います。このショートバウンドの捕り方のコツは内野手や捕手だけでなく外野手の普段の守備でのゴロの打球の処理でも活かせるので全てのポジションの方に見てもらいたいです。
ショートバウンドを捕るコツは大きく分けて五つあります。
以下がそのポイントです。
① 姿勢を低く構える
② グローブの動きは下から上
③ ワンバウンドするところを早く察知する
④ バウンドするところの延長に足を運ぶ
⑤ 送球ラインからグローブを外さない
まず①と②は基本的なことですが確認をしましょう。①の低く構えることの利点としてはボールに目線の高さを合わせることで距離感を掴みやすくすることがあります。上体が上がってしまうと目線の高さとボールの高さのブレが大きくなってしまい、捕球ミスにつながるので注意しましょう。②に関してはショートバウンドだけでなく他の守備での捕球でも言えることですが、ワンバウンドして弾んだボールに対して上から被せにいくことがないように注意してください。
そして③は送球者のボールの勢いや軌道をいち早く読み、ワンバウンドするであろうところに目星を付けます。そして④で書いてあるように目星を立てたワンバウンドするであろうところの延長上に足を運ぶことで送球を処理します。この時に前後の動きを取り入れることで様々なショートバウンドへの対応を行うことが出来るようになります。
最後に⑤は読み取った送球ラインを想像してそのライン上でグローブを動かすようにすることを意味しています。なるべくライン上にグローブを置くことでグローブの動きのロスを減らすことになり安定した捕球につながるので意識して行ってみてください。
送球がショートバウンドしてしまうのは送球者側の責任ですが、何とかそのショートバウンドを上手く処理することでミスを帳消しにすることが出来ます。目立つプレーではありませんが、確実に身に付けたいスキルですので練習であえてショートバウンドの送球を行ったりすることで鍛えていきましょう。
今回参考にさせて頂いた動画です。実際の動きを動画で見て皆さんも参考にしてみてください。