今回は長距離選手の食事について、末尾の動画をもとに紹介します。
大迫傑選手 1日のトータルで考える
大迫傑選手は自身の著書の中で食事にそこまでこだわりはないと話しています。
練習後にプロテインを飲んだり、ハードな練習の後はいつもより炭水化物を意識して多く摂ったりしているそうですが、その他はそこまでこだわりはないようです。学生時代はアイスばかり食べていたという話もあるほど。
著書の中でケニアで練習していた頃の食事の紹介もしています。
- 朝:パン+コーヒー+バナナ
- 昼:豆+炭水化物+スープ
- 夜:鳥やヤギの煮込み+フルーツ+野菜
具体的な量はわかりませんが、パッと見たところ質素な印象を受けます。実際に日本で複数人の選手と合宿をした際、大迫選手は「日本人は朝ご飯を食べ過ぎだ」と言っていたそうです。
大迫選手は、食事は1日のトータルでバランスがとれていればよいという内容を、複数の著書の中で紹介しています。定食のような食事はバランスがとれていて良いとされているイメージがありますが、それが適量なのか、その辺りの考え方から変えていく必要があるのかもしれません。
考えすぎ・食べ過ぎはNG
朝ご飯を食べ過ぎてしまい、午前中の練習に影響が出るケースがあることを考えると、質の高い練習を積み重ねるためには、練習前の食事から考えていく必要があります。
食べたものの消化にもエネルギーが必要となるため、食べ過ぎてしまったり、常にお腹に消化するものがある状態にしてしまうと、走ることに避けるエネルギーが減ってしまいます。そのバランスを計ることが非常に重要であり、難しいポイントです。
栄養や食事について知識が増えれば増えるほど、さまざまな栄養素を摂ることに意識がいき、知らぬ間に食事やサプリメントを増やしがちです。もし最近走れないと感じている選手がいれば、一度食事を減らしてみるのも選択肢の1つです。
しかし、練習量が多い場合は、食事を減らしすぎるとエネルギー不足を起こして走れなくなる可能性もあります。消化能力は人によって異なります。まずはベースとしての食事を考え、そこから自分自身の身体を観察をして、自分自身に合う食事を探っていきましょう!
それでは動画をご覧ください。