2017年選手権岡山大会を制したのは、甲子園初出場となる「おかやま山陽」高校です。ノーシードから玉野光南、創志学園という強豪校を破り、甲子園初出場を決めました。
今回は、おかやま山陽が実際にやっている練習を紹介している動画がありますので、ぜひ参考にして頂ければと思います。紹介している練習は、
・タイヤ引き
・複数で行う壁当て
・大タイヤひっくり返し
の3種類になります。壁当て練習については、当サイトでも紹介しており「内野守備練習 2人1組で行う壁当てで足を使って捕球練習」と「内野守備練習 リバウンドネットを使って効率的に守備練習する方法」を参考にしてもらえれば、より詳しい事を学べると思います。
注目すべきはタイヤを活用した練習です。タイヤ引きは良くある練習ではありますが、数をたくさん用意しているのを見る限り、チームとして大切にしている練習の一つではないかと思います。つまり下半身の強化に重きを置いているイメージがあります。この夏、再試合も含めて7試合を戦い抜いた力や精神力は、このタイヤ引きを繰り返し行ったことが源になっているかもしれないですね。
もしかすると、古臭い練習と思われる方もいるかもしれませんし、今の時代に精神論で語るのに違和感があるかもしれないですが、強豪に戦いを挑む時、炎天下の中を戦い抜くためには、精神的にも強くないといけないと筆者は思います。色々とトータルしてもタイヤ引きは良い練習と言えます。
もう一つが、とても大きいタイヤを複数人で、ひっくり返しながら前に進む練習です。よくラグビー選手やボクシング選手がやる練習ですが、下半身と背筋が鍛えられる練習になり、一つのトレーニングで幅広く実用的な筋肉をビルドアップ出来る良いトレーニングです。また筋力トレーニングと同時に、複数人で息を合わせて一緒に行う練習なので、チームビルディングにもつながる練習でもあります。この練習はかなりきつい練習ですが、隣同士で声を掛け合い、助け合い、補いながら行う練習は団体スポーツにおいては重要です。なかなかこんなに大きなタイヤを手に入れることは難しいかもしれないですが、タイヤをひっくり返す練習自体はタイヤが小さければ一人で出来るので、オススメの練習の一つです。
おかやま山陽には、初出場での優勝を目指して甲子園では暴れて欲しいですね。では動画を参考にしてタイヤを活用した練習を行ってみてください。
動画引用元:【僕らの熱い夏】おかやま山陽高等学校(岡山)