まずは、2017年1塁牽制スピードランキングをご覧頂ければと思います。
【2017年一塁牽制スピードランキング】
1.西勇輝 0.96秒
2.涌井秀章 0.98秒
3.関谷亮太 1.02秒
4.石田健太 1.06秒
5.美馬学 1.07秒
引用元:青波牛太のオリックスブログ
さすがTOP5ですね。全員が1.1秒を切る驚異的な数字です。このランキングを見て分かる通り「左投手の牽制は速い」というイメージはありますが、実際はそうでは無いですね。TOP5中1投手しかランクインしてないです。
そして第1位は阪神タイガースの西勇輝投手(当時はオリックス・バファローズ)。そのタイムは0.96秒。なんと1秒を切るタイムで牽制をしてます。文句なしの球界ナンバー1の牽制職人と言えるでしょう。
特に西投手もおっしゃってますが、セットに入る前の牽制は、ランナーも投手の動きが読みづらい上に、ターンも早急も速さを増すことができるので、セットに入る前の牽制を「刺す牽制」に選んで、そこまでの牽制を布石にすることが大事とのことです。
では、1塁牽制が速くなるコツですが、色々あると思いますが、最も大事なポイントをあえて挙げるならば「肩のラインを速く、かつ並行に保つ」ことでしょうか。右投手のみ該当になってしまいますが、やはり牽制を速くするためには、ターンのスピードと、ターン(旋回)を利用した送球スピードが大事になります。
この2つのスピードを上げるためには、肩のラインが重要で、地面と並行に動かして動きのロスを無くしつつ速くターンすることです。肩のラインを並行&速くを意識した上で、足の動きやグローブの動きなどを工夫すると、良いと思います。
動画は西投手のキャンプ中の1塁牽制の練習です。ぜひ参考にしてください。