元広島東洋カープの4番と言えば「鈴木誠也」選手ですね(現MLBのシカゴ・カブス所属)。俊足で強肩なので最高の外野手でもありますが、やはり目立つのは打撃でしょう。100kg近い体格から振られるスイングはパンチ力・破壊力抜群。そして何よりすごいのは、逆方向へもしっかりと長打が打てることです。右手の押し込みがしっかりと出来ている証拠では無いでしょうか。
そんな鈴木選手がバッティングの課題として置いているのが「左肘」です。
打ちに行くじゃないですか
悪い時は左肘が(外側へ)抜けるんですよね
それを
左肘は(身体の近いところに)ひっ付きながらスイングしたいんですよね
上半身の力だけで打とうとしている
と鈴木選手がおっしゃっています。
鈴木選手の悪い癖は「左肘を外側に早く引いてしまって身体が開くこと」で、鈴木選手が目指すスイング像は「左肘がなるべく身体の近くを通ること」になると思います。
実際に鈴木選手が取り組んでいる練習が「逆手スイング」。
右打者の場合であれば、通常は右手を上にしてグリップを握りますが、逆手スイングがグリップを握る手を上下逆にします。つまり左手が上になって握ります。
逆手スイングでティーバッティングすると、スイングに違和感を感じますが、左肘が早く開くこともなく、鈴木選手の理想に近い左肘の使い方になると思います。
逆手スイングについて解説している動画がありますので、鈴木選手と同じような思いの選手がいらっしゃるのであれば、ぜひ練習に取り入れてみてください。