ランニングのフォームが正しくないと、足や腰への負担が大きくなり、疲労しやすくなったり、怪我のリスクが高くなったりします。
負担を軽減させるのに重要なのは「骨盤の柔軟性」。
今回は、骨盤の柔軟性をアップさせるエクササイズをご紹介します。
良いフォームには、なぜ骨盤の柔軟性が重要なのか
ランニングは足を動かすので、意識が足に集中しやすいでしょう。
しかし、足を動かすことだけに集中すると、足への負担が大きくなるのです。
骨盤を意識することで、腹筋や体幹を機能的にさせることができます。
体幹を活かして走ることができれば、身体の左右のぶれが少なくなり、自然と綺麗なフォームで足を前に出すことができるようになります。
歩幅も広がり、スピードアップの効果も実感できるでしょう。
骨盤を効率よく回転させるには、骨盤を前傾させることが大切ですが、ここで骨盤の柔軟性が重要になります。
骨盤の柔軟性を高めるエクササイズを行って、骨盤を前傾した状態でキープできるようにしましょう。
下記に骨盤を前傾させることを意識して走っている動画がありますので、ぜひご覧ください。
動画引用元:『ランニング・スタイル』Vol.57~フォーム・チェックしてみよう(1)
骨盤周りの柔軟ストレッチ方法
※ご紹介するエクササイズは2人組で行ってください。
【骨盤まわりの柔軟性を高めるストレッチ】
1.うつ伏せになり、地面に手をつきます。
2.腰が浮き上がらないように抑えてもらいましょう。
3.手で地面を押して、上体を起こします。
4.そのままの状態で数秒キープします。
上体は地面と垂直になるイメージで起こしていきます。
体が硬い方は、上体を起こすときに、無理をして腰を痛めないように気をつけてください。
体を押さえる方は、腰が地面から浮き上がらないようにしっかりと押さえましょう。
ポイント
このエクササイズをすることで、骨盤が前傾を保ち、身体の重心の真下に足を着地させることができるようになります。
骨盤が柔軟に動くので、下半身と上半身が滑らかに連動するようになり、足への負担が軽減されるでしょう。
このフォームをキープさせるには、「骨盤を前傾させる」ことと、「腹筋を意識する」ことがポイントです。
フォームが定まらないという方は、ご紹介したエクササイズを試してみてくださいね。
■参考URL:ランニングフォームは骨盤の前傾を意識すると改善できる!