ランニングをする上で、股関節の動きが重要であることを知っていますか?
今回は、駅伝で有名な青山学院大学の陸上部が実践している練習法から「股関節の重要さ」などについて、詳しくご紹介します。
股関節を動かす体操の意味は?
では、さっそく青山学院大学が実際におこなっている練習法についてみていきましょう。
※動画の0:57〜股関節の重要さについて、解説があります。
動画引用元:青トレ入門1
走り出す前に、まず股関節を動かす体操をおこなっている青山学院大学。
走る前になぜ股関節を動かすのかというと、股関節はストライドを伸ばすために必要な動きだからです。
それを動かすための運動が、「ニーアップ」です。
ニーアップとは、足を体よりうしろに置いた状態から上にあげていく練習で、片足ずつ大きな足踏みをするようなイメージでおこなっていきます。
そのほかにも10種類以上のニーアップがあり、それぞれ約20回ずつおこないます。
また、内転筋やふくらはぎなどを使う股関節の運動も、左右20回ずつそれぞれおこなっていきます。
ここで意識するべき大切なポイントは、「腰の動き」です。
体操をしているときに、合わせて腰を反るというのが大切な運動となっており、走りにも大きな影響をあたえるのです。
では、この体操から期待できる効果についてもみていきましょう。
股関節の体操から期待できる効果とは?
なぜ股関節を動かす体操が大切なのかというと、この体操をすることで、走り出した動き始めからスムーズに体を動かすことができるためです。
体が硬いと、なかなか上手に走ることができませんよね。
とくに大事な試合の本番の日は、緊張してしまい体がさらに硬直してしまうこともあるでしょう。
しかし、走り出す前に股関節を動かす運動をしたり、腰を反ることを意識しながら体操したりして体を整えておくことで、より良い走りをするための準備運動となります。
ランニングを上達させたいと考えている方は、走り方や腕振りなどのフォームももちろん大切ですが、事前の準備運動を取り入れた練習に挑戦してみてはいかがでしょうか?