近年、未就学児や小学生のボール投げの能力が低下しているそうです。
私自身、未就学児や小学生の野球教室に参加した際に、ボールがなかなか遠くに投げられない点が気になりました。
その原因には、サッカーが人気になるという時代背景や、公園などでのボール遊びの制限といった環境的な問題もあるのではないかと思います。
ボールを投げるという動きは、学校現場で行われている体力テストの種目の一つでもあります。
どうしたら、ボールを遠くに投げられるようになるのかをみていきましょう。
私は、手軽に出来る練習方法として、「紙鉄砲」をおすすめすします。
昔ながらの遊びの一つですが、ボールを離す位置を確認できる練習方法に適していると思います。
やり方
- 右手に紙鉄砲を持つ
- 右足で片足立ちをする
- 左足が地面についた直後に紙鉄砲を振る
※左利きの方は、逆になります。
紹介している練習は動画の2:30~2:42あたりです。
ポイント
・紙鉄砲は、前で鳴らすように意識する
・大きな音がなるように力を抜いた状態から始める
はじめのうちは、未就学児の子供は鳴らすことが難しいと思うので一緒にやる時は、鳴らすポイントに自分の手を出して目印を作ってあげると鳴りやすくなります。
私が未就学児や小学生を指導した際に、紙鉄砲を使用しました。
正しいやり方で鳴らすことができると、大きい音がするので大変盛り上がった練習でした。
片足立ちで「2秒キープしてから腕を振る」を徹底したことにより、体重移動が上手にできたので、秒数を示してあげることも大切だと思いました。
遊びを通して、投げる動作のきっかけになれば良いと思います。
紙鉄砲は、自宅でもできるので是非実践してみてください。
良いことなのですが、上手に腕を使えると予想以上に大きい音が出るので、注意してください。
ご紹介する動画では、紙鉄砲を使った様々な練習方法がありますので、参考にしてみて下さい。
それでは動画をご覧ください。
動画引用元:スローイング革命『投げドル』