内野手のゴロを捕球する練習で、
捕ったらすぐにボールを耳に持ってくること!
と教えられることが多いと思いますが、筆者の個人的な見解で言いますと、確かに合ってますが、捕球から送球まで工程を順番で教えた方が良いかと思います。工程を順番通りに教えることで、選手自身はどの工程ができて、どの行程が苦手か、というのが理解しやすくなると思います。
漠然と「守備が苦手」ではなく、「捕球するまでの足の運びが苦手」「捕球してから送球するまでのステップがぎこちない」など、分解した上で苦手、課題が明確になると良いですね。
内野手においてシングルキャッチや逆シングルではなく、基本フォームでゴロを捕球する際は、
1:打球に対して右から入る
2:捕球
3:グローブをヘソ(身体の中)に持っていく
4:ステップ
5:送球
という工程になりますが、特に3の「グローブをヘソ(身体の中)に持っていく」が意外に知られていないと思います。
実際にやってみると分かりますが、捕球後、そのままボールを耳に持ってくると、確かに最短距離かもしれないですが、
・送球するまでのステップが合いにくい
・ボールを雑に扱うのでファンブルしやすい
ということに気付きます。
捕球したボールと一緒にグローブごと身体の中心であるヘソに持っていくことで、ボールがファンブルしにくくなり、かつ、余裕を持ったステップをすることができます。
動画のように、
捕ったらヘソ!
を合言葉にゴロ練習するのも良いかもしれないですね。
それでは動画をご覧ください。