プロ野球界の守備の名手と言えば、埼玉西武ライオンズ所属の源田壮亮選手を思い浮かべる方も多いでしょう。源田選手は西武ライオンズのショートを守っており、2020年からは同チームのキャプテンも務めています。
源田選手の好守備は高く評価されており、2022年のゴールデン・グラブ賞遊撃手部門で5年連続5度目の受賞を果たしました。2022年は108試合に出場し、6失策で守備率はリーグトップの9割8分8厘。併殺も64と全体的に安定した守りを見せてくれています。
源田選手の華麗な守備はこちらの動画をご覧ください。
本記事では、源田選手の守備のポイントを紹介します。守備範囲を広げたい選手や守備に課題のある選手は参考にしてください。
ポイント①打球を追うときはグラブは振らない
本記事の最下部に掲載している動画を確認すると、打球を追っているときにグラブを振っていないことがわかります。(2:30-2:40)また、捕球する場面ではグラブをポンと叩くことはせずに、シンプルなグラブの出し方をしていることがわかります。
内野手の中には、捕球前にグラブをポンと叩く選手がたくさんいます。少年野球時代に、捕球から送球までのリズムを取るために、このやり方を教えられた選手も多いでしょう。実際に、捕球のリズムを作りやすいために取り入れている選手も多く、グラブを叩く動作が必ずしも良くないというわけではありません。
源田選手はグラブの動きを最小限にして、足で打球のバウンドを合わせたり、グラブを下に置いてイレギュラーに対応できるようにしているのです。
ポイント②足で打球に合わせる
先述でもお伝えしましたが、源田選手は足をたくさん動かし、足で打球へ入るためのリズムを作っています。足をたくさん動かすと、目線がブレやすくなりますが、グラブを振らないことで頭の揺れを最小限にしています。
グラブを叩いて打球に入るときの最大のデメリットは、イレギュラーに対応しにくいことです。足を使うことを意識すると、足の運びが良くなり自然と守備範囲も広くなるので、ノックの時などに意識すると技術向上につながるでしょう。
こちらの動画では源田選手の守備について詳しく分析をしていますので、ぜひご覧ください。