ランニングフォームの中でも、ついついおろそかにしがちな「腕振り」
一方で腕振りが適切にできると、もっと楽に、もっと速く走ることができますよ。
今回は、ランニングのパフォーマンスをあげる腕振りのコツについて紹介します。
腕振りの役割
ランニングにおいて腕振るということは、推進力を生みだすことにつながります。
歩いている時を想像しましょう。
右足を前に出すと自然と左手が前にでるように、足の動きと腕の動きは連動しています。
走る、というと脚を意識しがちですが、腕も振ることで自然と脚が前に出て、より楽に、より大きな推進力を生みだすことができるのです。
決まったフォームはない
「ランニングフォーム」というと決まった型があるような印象をおぼえますが、腕振りにおいて大切なことは「自分に合った腕振りをする」ということです。
個人の骨格や柔軟性によってフィットするフォームが異なるため、これといって決まったフォームはありません。
一方で、
- 腕を振っていると肩がだるくなる
- 肩に力がはいっているといった場合は、適切に腕振りができていないサインです。
腕振りのポイント
決まったフォームはないものの、以下の2つのポイントを抑えることで、腕振りを脚の動きと連動させ、より大きな推進力に変えることができます。
- 肩の力を抜く。
まずは肩の力を抜き、リラックスした状態で腕を振りましょう。
肩に力が入っていると、下半身と腕振りとの自然な連動が阻害されてしまいます。 - 肘を1~2センチメートル後ろに引くイメージで。
普段の腕振りから、さらに1~2センチメートル後ろに肘を引くように腕を振りましょう。
体の前に大きく振るよりも、体の後ろに重点を置いて腕を振ることで、肩と肩甲骨がしっかりと動き、より自然と脚が前にでます。
この2つのポイントを意識し、楽に腕を振れるようになれば、それが自分にあった腕振りのサインです。
より詳しい内容は、以下の動画を参考にご覧ください。