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捕手練習 中日ドラゴンズが実践している下半身強化の練習

捕手練習 中日ドラゴンズが実践している下半身強化の練習

2017年の春キャンプで中日ドラゴンズの捕手陣がやっていた下半身強化の練習になります。

練習内容は3つあり、1つ目が普通の構えからワンバンを捕球する体勢を素早く何度も繰り返す練習です。構えて膝付く・構えて膝付くを繰り返すわけですが、これは太もも地獄ですね。

捕手にとって太ももの筋力はとても重要です。試合中に何度もスクワットを行うことと同じぐらい立ったり座ったりを繰り返すポジションです。なので、下半身の疲労は回を進むと激しくなります。そして、ただ筋力があれば良いだけではなく、素早い筋力も必要になるので、このような1つ目の練習はとても大切になってきます。キャッチャーって座っているだけではなく、結構大変なんですよ(笑

2つ目は、ボールを転がす投げ手と捕手の2人組で行い、捕手は足を閉じて開いて・閉じて開いてを繰り返します。さらに足を開く際に転がってくるボールを投げ手にタッチして投げ手に返してあげます。これも太もも地獄ですね。1つ目と2つ目を連続で行うと、しばらく立てない状態ぐらいきついかもしれませんが、何度も言いますが、捕手は太ももの筋力はとても大事なので、この練習が大事です。

最後の3つ目は下半身強化ではないですが、とても面白い練習です。投げ手がボールを2個同時に上に投げ、捕手は両手で2個とも捕球する練習です。正直、この練習の意味は分かりかねますが(どなたかお分かりの方は教えてください)筆者個人の解釈ですと「キャッチャーフライの独特なフライ軌道になれるため」と思ってます。

キャッチャーフライは通常のフライと違い、激しく回転がかかり、戻ってくる感覚のある独特な軌道のフライになります。一度軌道を見失ったり、足がドタバタしてしまうと、なかなかフライが捕れない状態になります。動画の1:17あたりのキャッチャーの動きを見ると、ちょうどキャッチャーフライの軌道の読みを見失い、うまく捕れなかったキャッチャーに似ています。なので、2個同時に投げることで、この見失うようなシチュエーションを作り出しているのではないかと思います。

では、動画を参考の上、3つの練習をぜひやってみてください。

動画引用元:2017.2.19 中日ドラゴンズ沖縄キャンプ 捕手練習

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